履正社11年ぶりV 安田、清宮へライバル心 父・功さん「ビッグネームに負けるな!」

[ 2016年11月6日 09:25 ]

秋季近畿大会決勝 ( 2016年11月5日    紀三井寺 )

秋季近畿大会で11年ぶり2度目の優勝を飾った履正社。11日開幕の明治神宮大会への出場も決めた

 待ってろ清宮! 来春選抜大会の重要な選考資料となる秋季近畿大会の決勝があり、履正社(大阪2位)が神戸国際大付(兵庫1位)を破り、11年ぶり2度目の優勝を飾った。来秋ドラフト候補に挙がる安田尚憲内野手(2年)が2安打。計15安打8得点で圧倒した。春と秋で近畿大会を制するのは天理以来25年ぶり。履正社は11日開幕の明治神宮大会1回戦で仙台育英と対戦する。

 秋の神宮で東西のスラッガーが競演する。来秋ドラフト候補に挙がる3番の安田は3回に遊撃内野安打を放つと、7回には左中間二塁打を放った。いずれも好機を広げる千金の一撃。左の長距離砲は「逆方向を意識しました」と胸を張った。

 東の清宮(早実)に強烈なライバル心をたぎらす。「(明治神宮大会は)清宮君も出てくる。70本塁打を超えているし、本塁打を打つ技術がある。自分も神宮で打ちたい」。高校通算本塁打は清宮の74本に対し、42本。互いに勝ち進めば、決勝で激突する。視察した中日の米村明スカウトは「(打撃は)超高校級ですね」と賛辞を送った。

 この日観戦した父・功さん(55)から強烈なゲキも飛んだ。「ワセダのビッグネームに負けるな!」―。功さんは大阪薫英女学院の監督として14年の全国高校駅伝で初優勝。3日には大阪で11連覇を飾り、全国切符をつかんだばかりだ。安田家の次男坊は「父の目はいつも全国に向いている。安田家はいい流れですね」と笑った。

 春と秋の近畿大会を制するのは天理以来25年ぶり。ことしは春夏の大阪大会に加え、岩手国体優勝など5冠に輝く。指導歴30周年の岡田龍生監督も「できすぎ。神ってますね」と目を丸くした。5月12日に母・静子さん(享年83)が死去。元女子プロ野球の選手だったという母に捧げる快進撃だ。「明治神宮でも頂点をとりたい」と若林主将。打倒清宮で狙うは、ことし6つ目のタイトルだ。(吉仲 博幸)

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