ヤクルトドラ2星が山田K斬り「絶対活躍できる」先輩太鼓判

[ 2016年11月6日 05:30 ]

明治神宮外苑創建90年記念奉納試合 ( 2016年11月5日    神宮 )

<ヤクルト・東京六大学選抜>2回無死、ヤクルト・山田(右)を空振り三振に仕留める明大・星

 明治神宮外苑の創建90年を記念した東京六大学選抜―ヤクルトとの奉納試合が5日、神宮で行われた。東京六大学選抜は、ヤクルトからドラフト2位指名された明大の156キロ右腕・星知弥投手(4年)が先発して、来季から所属するプロ球団を相手に2回を1安打無失点。4番の山田哲人内野手(24)からは空振り三振を奪った。試合はヤクルトが12―1で大勝し、06年の80年記念試合に続いて勝利した。

 あいさつ代わりのオール直球勝負だった。2回、打席には4番・山田。星は史上初の2年連続トリプルスリーを達成した強打者から放たれるオーラにも動じなかった。

 「先発を言われたときから決めていた。真っすぐで勝負する」。147キロ、146キロ。2球続けて外角に外れたが、直球を続ける。143キロ、147キロ。2ボール2ストライクと追い込むと、最後は外角高めの148キロで空振り三振を奪った。

 星 「日本を代表する打者。雰囲気があったけれど、負けないように気持ちを前面に出した。直球で三振を取れた。いい自信になった」

 山田 「プロで通用する真っすぐを投げていた。ああいう球をシーズンで投げてもらえれば絶対活躍できる」

 度胸満点のドラフト2位右腕。「普段のリーグ戦や試合では全く緊張しない」というが、実は試合前には胃が痛くなった。ヤクルトの打撃練習時、東京六大学選抜の指揮を執った明大の善波達也監督に連れられて相手ベンチを訪問。全員の前で自己紹介。温かい拍手を送られたが「こんなに緊張したことは今までにない」と胃を押さえた。しかも指名された球団相手に投げる。つらい立場だったが「プロの洗礼」を浴びせられるどころか最速149キロで2回を1安打無失点に抑えた。

 「正直投げづらかったけれど、来年から応援してもらえるように結果を出さないと」。敵将として見守った真中監督は今回のMVPに星の名前を挙げ「最初(来季開幕)からローテーションで投げられるように頑張ってほしい」と期待した。

 星は11日から始まる明治神宮大会に出場する。「プロの打者を相手に投げられたのは貴重。日本一を目指す」。この日投げた神宮で全国制覇を成し遂げ、来年もプロの舞台で神宮を沸かせる。 (松井 いつき)

 ◆星 知弥(ほし・ともや)1994年(平6)4月15日、栃木県生まれの22歳。小4から野球を始め馬頭中では軟式野球部に所属。宇都宮工では2年秋からエース。3年夏は栃木大会決勝で作新学院に敗れ甲子園出場はなし。明大では1年春にリーグ戦デビューし4年春に初勝利。通算46試合で4勝5敗、防御率2・59。1メートル83、84キロ。右投げ右打ち。

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