桜井「ケンカボール」で最速 初の背番「36」で意地見せた

[ 2016年11月6日 05:30 ]

新しい背番号「36」で力投する桜井

 巨人の宮崎秋季キャンプがスタートし、練習メニュー表を見た投手陣の目が点になった。

 「ケンカボール」。初めて見る言葉に新人右腕の桜井は「何をするのかと思いました」と驚いた。マウンド後方に立った投手が扇形に並んだ9人に向かってキャッチボールを繰り返す「早回し」。一塁側から順番に素早く投げ返すのを繰り返し、三塁側で折り返して計18往復。1球でもミスするとやり直しでノーミスで成功するまで挑戦した。高橋監督は「(ケンカボールは)知ってました。投げた後は野手になるわけだから」と説明した。

 正確で素早い送球が求められるフィールディングの練習。タイムまで計り、心理的にも追い込む。「ステップ、送球を正確にする練習。送球ミス撲滅につながる」とは発案した尾花投手コーチ。疲労で体勢が崩れ、ケンカのように必死の形相になる。同コーチは「(母校の)PL学園でもケンカボールと呼んでいた。厳しくなるとケンカ腰にもなる」。10人中5人が一度は失敗。戸根は3度目でようやく成功した。

 最速が2度目で成功した桜井の45秒。一度は失敗し「握り替えが難しかった」と振り返る。日本ハムからトレードで移籍した吉川光に背番号21を譲る形で、この日初めて「36」に袖を通した。ブルペンではいきなりプロ入り最多の147球だ。

 「番号は関係なくやることは一緒。今はアピールするとき」。1年目の今季は右肘痛で1試合の登板に終わり、未勝利だった。真価が問われる2年目。「ケンカ腰」で先発ローテーションを奪いにいく。(神田 佑)

続きを表示

この記事のフォト

「稲村亜美」特集記事

「プロ野球 交流戦」特集記事

2016年11月6日のニュース