燕デイビーズ 揺れる宝刀ナックルカーブでローテ斬り込み

[ 2016年2月29日 09:30 ]

<巨・ヤ>2回無失点のデイビーズ

オープン戦 ヤクルト1―5巨人

(2月28日 東京ドーム)
 ヤクルト・デイビーズが来日初の実戦登板で2回1安打無失点の好投。3回から2番手で登板した1メートル86の助っ人右腕は揺れながら縦に大きく曲がるナックルカーブで巨人打線を翻弄(ほんろう)した。

 「ナックルカーブは8年前から投げている。初実戦で緊張したけど、3回に(けん制死で)1死を取って落ち着いた」。最速143キロの直球に加えて、スライダー、チェンジアップの精度も高かった。キャンプ中に休日返上で同じく新加入のルーキとキャッチボールした際、球を取り損ねて唇から出血。「全然たいしたことない。ルーキの球が揺れたんだ」と笑い飛ばしていたが、この日は自身の「揺れる宝刀」で開幕ローテーション入りを強烈にアピール。真中監督も「内容はいい。(球速は)まだまだ上がると思う。丁寧に投げていた」と合格点を与えた。(平尾 類)

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2016年2月29日のニュース