ロマック ラミ指導即効場外弾「こんなに早く結果出て驚いた」

[ 2016年2月29日 06:55 ]

ラミレス監督からアドバイスを受けるロマック(左)

練習試合 DeNA2―5韓国・ネクセン

(2月28日 宜野湾)
 打球の行方は追わなかった。DeNAの新外国人ロマックが放った打球は両翼100メートルの左翼フェンス、さらに後方の高さ15メートルの防護ネットも越え、球場に隣接する宿舎内の林に消えた。ベンチに戻り、実戦2本目が場外弾だと知らされた。

 「見る必要はなかった。リリース(打った)の瞬間にいけると思ったからね。日本に来て一番感触が良かったよ」。2三振で迎えた6回のキャンプ最終打席。甘く入った直球を真芯で捉えた。マイナー通算200本塁打を誇る右の大砲。キャンプ中に計測したスイングスピードでは昨季25発を放ったロペスの135キロを大きく上回る150キロをマークした。高速スイングで飛距離140メートルの特大弾。「マイナーで5、6本は打ったことがあるよ」と涼しげだった。

 試合前まで実戦8試合で打率・304。だが、最近3試合は打率・167で6三振と散々だった。自慢のパワーをボールにぶつけることができずに苦闘する姿を見たラミレス監督は連日、自ら打撃指導を行った。「軸足で体重移動するように」と左膝の開きが早く、外角の球に対応できていなかった点を修正。その指導に結果で応えた助っ人は「アドバイスをもらって…。こんなに早く結果が出て驚いたよ」と感謝し、指揮官も「本塁打は完璧」とうなずいた。

 初めての日本のキャンプは不安で仕方なかったという。だが、最初の休日で指揮官が外国人選手を集めて「焼き肉会」を開いてくれた。「とても楽しい時間を過ごすことができた。焼き肉は僕が一番好きな日本食でもあるしね」。勤勉な性格。1日1つの日本語を覚えることが日課で、チームにも溶け込んでいる。「横浜スタジアムでも(特大弾を)見せられるように頑張るよ」。5番を任される新主砲はそう言って、キャンプ地・沖縄を後にした。(中村 文香)

 ◆ジェイミー・ロマック 1985年9月30日、カナダ生まれの30歳。03年ドラフト4巡目でブレーブスに指名され、メジャーデビューはドジャース時代の14年。ダイヤモンドバックスに所属した昨季は12試合で、打率・333、0本塁打、1打点。メジャー通算27試合、打率・167、0本塁打、4打点。マイナー通算は1257試合、打率・255、200本塁打、749打点。1メートル88、100キロ。右投げ右打ち。

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