呉昇桓 1失点も2年連続30セーブ「チームが勝ったことが一番」

[ 2015年8月1日 08:10 ]

<神・ヤ>2年連続で30セーブを挙げた呉昇桓

セ・リーグ 阪神10-8ヤクルト

(7月31日 甲子園)
 乱戦を締めた。9回、阪神・呉昇桓が1点を失いながら、リードを守って最後のアウトを奪った。

 「きょうはチームが勝ったことが一番です。打たれているのはすべて失投なんで、失投に気をつけたい」

 2死から連打を浴びて2点差に迫られただけに笑顔はない。喜べなくとも、残した記録は輝きを放つ。阪神では08年の藤川以来となる2年連続30セーブをマーク。入団1年目からとなれば、史上初の快挙にも「それは関係ないよ」と最後まで「石仏」は崩れなかった。

 日本に足を踏み入れて2年目。韓国時代は自身がセーブを挙げた試合で使った277個のボールを韓国の自宅にあるショーケースに飾る“コレクター”は、日本でもひそかに収集活動にいそしむ。

 「昨年から持って帰れる時は持って帰っているんだ」と、遠征の際、全国各地の球場で使用したボールを持ち帰る。

 「まだ、全然集まっていないけど、しっかり飾っているよ」。数字には一切、興味を示さない男も、日本で刻んだ自身の足跡だけは大切に“保存”している。

 日本でもすでに69個のセーブを積み上げた。昨年から長期間の戦線離脱は一度もない。故障知らずの鋼の肉体で、金字塔を打ち立てる。オフ恒例のグアム自主トレでは自らキッチンに立って調味料を加えず、味付けなしで、レタスと白飯を炒めた「白チャーハン」を作って毎日、口にした。

 「余計な脂肪を付けたくないし、自主トレ期間中は食事面は制限しないといけない」

 どれだけ実績を積み重ねても、ストイックな姿勢は変わらない。日韓をまたにかけた生粋のクローザーにゴールはない。(遠藤 礼)

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