秋山、巨人戦先発候補に 左肘違和感の榎田代役で抜てき

[ 2013年6月28日 11:52 ]

巨人3連戦の先発候補に浮上した阪神・秋山

 阪神・榎田大樹投手(26)が左肘の違和感のため、予定されていた7月3日の巨人戦(甲子園)先発を回避することが決まった。27日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発も、1回で緊急降板。首脳陣は即座に代役候補を検討し、秋山拓巳投手(22)の抜てきを決めた。首位・巨人と約2カ月ぶりに激突する3連戦。能見、スタンリッジにファームで好調の4年目右腕を加えた「新・三本の矢」で重要局面を戦う。

 2軍でキバをといでいた秋山にビッグチャンスがやってきた。首位・巨人に追いつき、追い越すための7月2日からの直接対決3連戦。勢い十分の22歳が、3日の第2戦のマウンドを託される。

 抜てきの理由は、アクシデントだった。この日、調整を目的にウエスタン・ソフトバンク戦に先発した榎田が、1回を投げ終えた時点で降板した。引き揚げてきた左腕は「(前日26日の雨の影響で)マウンドが悪く、何球か足が滑って引っかかっていた。自分から言って代えてもらいました。無理することもないと思うので」と話した。

 甲子園で1軍の練習を指揮した和田監督は、真相というべき言葉を口にした。「大事ではないけど、違和感らしきものがね。肘のあたり」。榎田の左肘といえば、昨秋に手術した不安のある箇所だ。今季2勝はいずれも巨人戦。「キラー」と名をはせ、3日の1軍復帰先発へ準備を進めていたところで、不測の事態に見舞われた。

 G倒の青写真は出来上がっていた。中西投手コーチは2日からの3連戦に登板予定の能見、榎田、スタンリッジを「三本の矢」と命名。25日の中日戦(富山)で左足首に打球を受けて不安視された能見も、一夜明けた26日には患部の回復をアピールしていた。そこに、悪夢が襲いかかった。

 同コーチは「多少の違和感はあるけど、握力はしっかりしているし問題ない」と話しつつ、「それ(最悪を想定すること)が仕事。2パターン、3パターン考えておかないと」と言葉を続けた。首脳陣は、手術明けの榎田を無理させない方針を決定。ファームで文句なしの結果を残している秋山を代役に指名した。

 右腕にとっては絶好のアピールの場だ。今季ここまでウエスタン1位の防御率1・98を誇り、中西コーチも「旬」と言うほど。1軍昇格争いで他の追随を許さない。当初はローテーションの谷間となる29日の広島戦(甲子園)の登板プランが上がったが、26日の中日戦(金沢)が雨天中止となった影響で昇格が見送られたばかりだった。

 秋山は28日に1軍に合流する。1年目に巨人戦1勝を含む4勝を挙げて脚光を浴びたが、ここ2年は計1勝止まり。「今年は結果を残さないと後がない」と口にしてきた背番号27が、チームの危機を救うとともに、最高の舞台で輝きを取り戻す。

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