阿部 長嶋超え7年連続20号 松井に並ぶ9度目大台飾れず

[ 2013年6月28日 06:00 ]

<広・巨>初回2死一塁、阿部は右中間に先制2ランを放つ

セ・リーグ 巨人2-3広島

(6月27日 マツダ)
 4番の誇らしさ以上に捕手としての悔しさが残った。巨人・阿部の節目の一発は空砲。「まあいいべ。そんなもんは」とにべもない答えの後で「宮国を何とか勝たせたかった」とうつむき、帰りのバスに乗り込んだ。

 チームを活気づける一発のはずだった。初回2死一塁。2ボール2ストライクからバリントンの真ん中への甘いツーシームを右中間席に運んだ。「最後に一番、甘く入ってきたボールをしっかり捉えられた」。2戦連発で、7年連続9度目の20本塁打に到達。9度目は昨年現役引退した松井秀喜氏と並ぶ球団4位タイ、7年連続は長嶋終身名誉監督の6年を抜いて、単独4位となった。

 5月5日の長嶋、松井両氏の国民栄誉賞授賞式。松井氏にチームを代表して花束を贈った。「初めて見た時に体も大きいし、打球の飛距離も群を抜いていた。黙々とプレーする姿勢に、超一流選手としてのあるべき姿を見た」と振り返る。4番の先輩への尊敬は今でも大きい。阿部自身もこの日発表された球宴の選手間投票で589票の最多得票を獲得。球界No・1選手と認められている。

 しかし、逆転負けで連勝も2でストップ。「宮国は良かった。エルドレッドのところだね。スライダーで良かった。俺のミス」。相手4番に浴びた6回の同点2ランは、2ボール2ストライクだった。自身が打ったのと同じカウントからのカーブのサインを悔やんだ。

 ≪王19度が球団最多≫阿部(巨)が先制の20号2ラン。自身20本塁打以上は7年連続9度目。巨人でシーズン20本塁打以上を9度は王19度、長嶋13度、原12度に次ぎ松井と並ぶ4位タイ。7年連続は王19年(62~80年)、原12年(81~92年)、松井9年(94~02年)に次ぎ、長嶋の6年(68~73年)を抜いて単独4位に浮上した。なお捕手では野村(南海)が最多の17年連続で18度マークしているが、7年連続9度はいずれも田淵(神)と並び歴代2位タイ。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2013年6月28日のニュース