日本ハム 22日にもM点灯!武田勝“エコ”完投11勝

[ 2012年9月19日 06:00 ]

<日・オ>11勝目を挙げ、試合後、スタンドに向かってあいさつする日本ハム・武田勝

パ・リーグ 日本ハム6-2オリックス

(9月18日 札幌D)
 どんなピンチでも顔色一つ変えない。淡々と、そしてリズムよく。それこそが日本ハム・武田勝の最大の武器かもしれない。102球の省エネ、4安打2失点。4度目の完投は自身シーズン最多となった。

 「終わりましたー、やりましたーという感じ」。エースの責任を果たし、少しだけ誇らしげだ。

 メモリアルな11勝目だった。3回1/3を投げたところで史上330人目の通算1000投球回を達成した。中継ぎとして初めてプロのマウンドを踏んでから7年。先発転向時から目標とした数字を通過し、感慨に浸った。

 今季の投球回も173回2/3に到達。最長だった10年の168回1/3を抜き去り「1イニングでも多く投げることでチームに貢献できる。200イニングは無理ですけど、先発をする以上はそこを目指しています」と頼もしかった 

 好投の要因はチェンジアップの制球だ。「ボールになってもいい」という気持ちで低めに集める。直球と同じ腕の振りで鋭く。だから打者はボール球に手を出し、今季最多の9三振を奪った。前日は投手7人をつぎ込む消耗戦。それを見て自分の力で投げきることを決意していた。この日はブルペンで守護神・武田久が準備をしただけ。エースの自覚たっぷりの有言実行の完投劇だった。

 絶対的エースのダルビッシュが抜けた今季。34歳ベテランは投手陣への不安の声を吹き飛ばし、チームの快進撃を支えている。吉川や中村ら若手の台頭に「チームとして投手力が上がっているのはうれしいし、自信をつけて今年だけでなく来年もやってもらいたい」と優しく見守る。その一方で「そういう若い力と僕らの経験がマッチすれば」と刺激も受けている。西武とのゲーム差を2・5に広げ、早ければ22日にもマジック6か7が点灯する。超混戦パ・リーグから一歩抜け出した。

 ▽武田勝(日本ハム)通算1000投球回 18日のオリックス戦(札幌ドーム)で達成。プロ野球330人目。初登板は06年3月26日の楽天戦。

 ▼日本ハム・栗山監督(武田勝に)記念すべき日に大きな仕事。今年はずっと苦労をかけたけど、きょうは完投できる形の点の取り方だった。

 ▼日本ハム・吉井投手コーチ 1000イニングを投げて4年連続2桁以上勝つ投手に言うことはないよ。直球を大胆に、変化球を低めに集めていて良かったです。

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