4三振も…バレ“死んだふり”逆転V弾 阿部を5本リード

[ 2012年9月19日 06:00 ]

<広・ヤ>5回2死一塁、逆転2ランのヤクルト・バレンティン(左)は変顔で森岡とパフォーマンス

セ・リーグ ヤクルト2-1広島

(9月18日 マツダ)
 5打席4三振。ひどい内容だ。だがヤクルト・バレンティンは、ひと振りで試合を決めた。「結果として決勝弾になってホッとしている。変化球を待っていたけど直球だと思って投げた瞬間反応できた」。

 1点を追う5回2死一塁。2打席続けて空振り三振していた助っ人砲が今井の141キロ直球をバックスクリーン右へ運んだ。29号逆転2ラン。小川監督は「あの一本だけだねえ。きょうは集中力がなかった。狙い球が違うと勝手に集中力を切らすから」。立役者への言葉と思えない。いや、それも分かる。その後の2打席も空振り三振。狙いが外れると気のないスイングで打席を終え、とぼとぼベンチに戻る。でも、死んだふりをしていたかのようにたまに働く。

 17日にミレッジが左肩鎖関節捻挫で離脱した。相棒が居なくなり、チームをけん引する自覚も出てきた。最近の打撃練習では柵越えを多発せず、芯に当てることを意識した打撃に徹している。「大振りが多いと自分で思うんだ。ミートを心掛けようと」。昨季は本塁打王になったが、シーズン終盤に大失速。今季は失速しない。だから怖い。

 5連勝で7月17日以来の貯金1。CS進出を争う4位・広島にも連勝でゲーム差を5に広げた。バレンティンも巨人・阿部に5本差をつけ、2年連続本塁打王が近づいてきた。指揮官も最後に漏らした。「ホームランの力は大きい」。やっぱりバレンティンは侮れない。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2012年9月19日のニュース