「打てば注目される」光星学院・田村 ビッグ3討ちで名前売る!

[ 2012年3月18日 11:59 ]

好投手との対戦を心待ちにする光星学院の田村

オレも春の主役

 第84回選抜高校野球大会(甲子園)が、21日にいよいよ開幕する。「オレも春の主役」と題し、今大会注目の最速151キロを誇る花巻東・大谷翔平投手(3年)に負けじとライバル心を燃やす注目選手を4回にわたって紹介する。第1回は、東北大会準決勝で花巻東を破ってセンバツ出場を決めた光星学院(青森)の主砲・田村龍弘捕手(3年)。

 「春は投高打低」。田村はそんな評判を吹き飛ばすスラッガーだ。高校通算29本塁打。冬の間、筋力トレーニングを中心に肉体改造を行い、体重は昨夏から6キロ増の78キロ。もともと右打席から逆方向への強い打球が魅力だが、筋力強化でヘッドスピードが上がり、ボールをより引きつけられるようになった。「下半身の重心が低くなって軸がぶれなくなった」と手応えを口にする。

 ボールを長く引きつけることで、低めの変化球の見極めも可能となり、昨秋の公式戦11試合で5割以上をマークした打率の向上も見込まれる。その田村は「ビッグ3とやりたいですね」と、花巻東・大谷、大阪桐蔭・藤浪、愛工大名電・浜田らプロ注目の好投手との対戦を心待ちにする。「打てば注目される。打てば周りからも認めてもらえるので、ライバル意識を持ってやってます」。

 なかでも意識するのが、同じ東北地区の大谷だ。メールの交換もする間柄で、光星学院が明治神宮大会を制し、東北地区に与えられた神宮大会枠で花巻東の出場が決まった際は大谷から「ありがとう」というメールが届いた。昨秋の東北大会は大谷のケガで対戦はなかった。今センバツでも別ブロックのため、決勝まで直接対決はお預け。「まずは目の前の試合」と話しながらも、「対戦できたらいいな」と送った返事が実現する日を待ちわびている。

 昨夏は中軸として甲子園準優勝に貢献したが、決勝の日大三戦は無安打に終わった。「トップクラスのチームからは打てていない」とセンバツの舞台に期する思いは強い。投の主役が大谷なら、打の主役の座は田村が射止める。

 ◇田村 龍弘(たむら・たつひろ)1994年(平6)5月13日、大阪府大阪狭山市生まれの17歳。小2で野球を始め、オール狭山ボーイズでは3年時に世界大会出場。中学時代は通算65本塁打。光星学院では1年春からベンチ入りし、1年秋から三塁手の定位置を獲得。昨秋から捕手と主将を務める。1メートル73、78キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。

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