松坂 5月復帰も!圧巻 305日ぶり打者への投球

[ 2012年3月18日 06:00 ]

昨年6月の右肘手術後初めてのフリー打撃に登板したレッドソックス・松坂

 レッドソックスの松坂大輔投手(31)が16日(日本時間17日)、昨年6月の右肘の腱移植手術後初のフリー打撃に登板した。打者相手に投げるのは最終登板となった5月16日(同17日)のオリオールズ戦以来、305日ぶり。若手選手2人を相手に1球も前に打球を運ばれなかった。見守ったボビー・バレンタイン監督(61)は4月上旬の実戦復帰を明言。5月のメジャー復帰が現実味を帯びてきた。

 相手が19歳の若手選手とはいえ、打者との勝負は実に305日ぶり。松坂は「うれしさはない。普通に投げられるようになっているという感覚はだいぶ前から自分の中にある。ステップとは捉えていない」とそっけなく言い放ったが、ギアは自然と上がった。最後の球が内角に決まると、見守ったバレンタイン監督も「ナイスボール!」とうなった。

 「現段階でできる中での100(%)は出せている。まだ力むと駄目だが、3球に1球はおっと思うボールが出てきた」

 右打者、左打者を打席に立たせて11球を投げた後「打っていい」のサインが出た。そこから計17球。変化球で3つの空振りを奪い、速球も伸びがあった。バットに当たったのは2球だけの圧巻の内容だった。

 肩が思うように動かず肘に負担をかけたことが故障の要因。いかに負担をかけないフォームを作り上げるか。その答えは「捕手方向に真っすぐ力を伝える」という基本に立ち返ることだった。(1)左足をすっと上げ体重移動をスムーズにする(2)左足の爪先を捕手方向に向けてつく(3)左手の「引き」を意識する――。10回以上にわたるブルペンで確認してきた。「悪い形で投げてきたサビが自分の中に残っている。一つサビを落とすと違うところのサビに気づく」。かつてできていた形を取り戻す作業は続くが、取り組んできた方向性は間違っていないことを確認できた。

 見守ったバレンタイン監督は「チェンジアップだけでも試合でアウトを取れる」と絶賛。そして実戦については「今から3週間後」と語った。4月上旬にマイナーのオープン戦登板となれば、5月復帰が見える。既に指揮官は「私の誕生日(5月13日)にはメドが立つかな」と5月復帰の青写真を周囲に漏らしている。

 「周囲に早いという見られ方をしているが100に行ったら次のステップを踏むことだけ」

 復帰から逆算しての調整はしない。今は「松坂大輔」を取り戻すことだけを考えている。

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