落合竜先勝!森野復調V打に指揮官「いいんじゃない」

[ 2011年11月3日 06:00 ]

<中・ヤ>勝利投手の吉見(左)と握手する落合監督

セ・リーグCSファイナルステージ第1戦 中日2―1ヤクルト

(11月2日 ナゴヤD)
 日本シリーズ出場権をかけて2日に開幕。リーグ優勝の中日が、2―1でヤクルトに先勝した。森野将彦内野手(33)が初回、3回の2打席連続適時打を含む3安打。チームの全得点を挙げた。レギュラーシーズンでは不振に苦しんだ選手会長が、短期決戦で鮮やかな復活を遂げた。これでチームは1勝のアドバンテージを含め2勝。3日の第2戦にも勝てば、早くも2年連続の日本シリーズ進出に王手がかかる。
【試合結果】

 5年連続出場のCSファイナル。もう場慣れしたもんだ。先勝した落合監督の口調もシーズン同様に落ち着いたものだった。

 「いいんじゃないですか。(試合が)2週間ぶりだったからどんなもんかなと思って見ていたけど、余計な心配だったな。ちゃんと疲れも取れ、ちゃんと動けている」

 そう言うと、「いつもより(会見が)長いな」とちゃめっ気たっぷりに会見場をあとにした。

 大事な初戦で輝きを放ったのが森野だった。レギュラーシーズンでは打率・232に終わった選手会長が「数字はもう関係なし。シーズンのことは忘れて打席に立った」と一念発起。初回1死二塁で内角に入ってきたスライダーを振り抜くと、打球は右中間を破る先制二塁打。「最初の打席はバットが振れるかどうか。たまたま打てるところに来た」と照れたが、「いいイメージを持って入った」とも話した。昨年のファイナルSでも初戦の第1打席で巨人の東野から左前適時打。過去CSで1打席目に走者を置いた場面で、2本塁打を含む14打数7安打8打点と驚異的な数字を残している。3回にも2打席連続適時打となる中前打。チームの全得点を叩きだした。

 チームがリーグ連覇に王手をかけた10月13日のヤクルト戦(ナゴヤドーム)では打撃不振から3年ぶりにスタメンを外れた。復調のきっかけは、シーズン終了後に調整のため参加した宮崎でのフェニックスリーグだった。「ボールの見方が良くなった。視界がぶれなくなった」という。球を見極める余裕が生まれ、難しいコースには手を出さなくなり、この試合でも打てる球をきっちり仕留めた。

 打つべきリーダーが打てば、チームも勢いに乗る。日本シリーズにまた一歩近づいたが、森野は浮かれることなく「あと2つ勝たないと、この勝ちは意味がない」と結んだ。百戦錬磨の軍団に慢心などない。

 ▼中日・井端(左方向に2本の二塁打)甘いボールはいこうと思っていて、ストライクをしっかり振れた。

 ≪無傷の5連勝≫中日はアドバンテージの1勝を含め2勝0敗。過去、4戦先勝のCSで連勝スタートのチームは08年西武、09年日本ハム、10年中日と全てステージ制覇している。また日本シリーズでも2勝0敗とした31チームのうち24チームが優勝しておりV確率は77%と高い。中日のCS初戦はこれで7勝1敗。ファイナルSに限ると07年から無傷の5連勝となった。

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