日本ハム 田中賢介 メジャー移籍急浮上

[ 2011年11月3日 10:00 ]

タンパベイ・レイズが獲得を狙う日本ハム・田中

 日本ハムの田中賢介内野手(30)が今オフ、メジャーに移籍する可能性が急浮上した。

 タンパベイ・レイズが獲得を視野に本格調査を行っていることが2日、判明。田中は昨オフに3年契約を結んだが、球団が許可すれば途中で破棄できる条項が含まれており、海外フリーエージェント(FA)権を行使しての移籍が可能となる。

 ダルビッシュ有投手(25)もポスティング・システム(入札制度)でメジャー移 籍の可能性があり、日本ハムにとっては嵐のオフとなりそうだ。

 ダルビッシュのメジャー移籍が注目を集める中、レイズが熱視線を送っていたのは二塁手の田中だった。29日に行われた西武とのCSファーストステージ第1戦(札幌ドーム)。ネット裏では内堀立城国際スカウトが真剣な表情で、戦列復帰した背番号3の動きを入念にチェックしていた。

 田中は6月18日の広島戦(マツダ)で左足首を骨折。残りのレギュラーシーズンを欠場したが、驚異的な回復でCSに間に合わせた。以前からメジャー志向が強い田中にはジャイアンツなど5球団前後のメジャー球団がその動向を注視しているが、米国の球界関係者は「最も熱心なのはレイズ。昨季から田中を継続して調査している」と証言。実際、田中がCS前の調整として実戦復帰した宮崎でのフェニックスリーグにまで内堀スカウトが視察に訪れ、全試合をビデオ撮影していた。

 昨季終了後に国内FA権を取得した田中はこれを行使せずに、昨年10月に3年契約を締結。契約は13年まで残っているが、メジャー移籍を希望した場合、球団の許可を得た上で契約解除できる条項が含まれている。今季は3カ月以上、戦列を離れたために登録日数は70日で昨年までと合わせても8年143日。1シーズン145日で丸9年を要する海外FA権取得には2日足りないが、球団はこれまでの貢献度などを考慮し「故障者選手特例措置」を申請する方針で承認されれば海外FAでのメジャー移籍が可能となる。

 急ピッチでCSに間に合わせた田中は3日からの千葉・鎌ケ谷での秋季練習には参加せず、当面は休養に努める。日本ハムは昨オフに建山が海外FAでレンジャーズに移籍し、今オフはダルビッシュも海を渡る可能性がある。レイズの熱視線を受ける田中の決断に注目が集まる。

 ◆故障者選手特例措置 前年出場選手登録日数が145日以上(1シーズンとして換算)の選手が、故障により145日の登録日数を満たせない場合、FAの登録日数として最大60日を加算できる救済制度。07年から採用された。2月1日から11月30日の間にグラウンド上で発生した故障が対象。加算日数は出場選手登録を抹消されてから2軍公式戦に出場する日まで。救済された場合、翌年は対象外となる。

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