元プロ指揮官対決は慶大・江藤監督に軍配 

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<東京国際大・慶大>東京国際大・古葉監督との元プロ対決を制した慶大・江藤監督は笑顔

全日本大学野球選手権準決勝 慶大6―4東京国際大

(6月11日 神宮)
 準決勝2試合が行われ、大会史上初となる元プロの指揮官対決となった第2試合は江藤省三監督(69)率いる慶大が、古葉竹識監督(75)率いる初出場の東京国際大に6―4と逆転勝ち。87年以来24年ぶりの決勝進出を決め、同年以来4度目の日本一に王手をかけた。第1試合は今秋ドラフトの目玉、東洋大・藤岡貴裕投手(21)が4回1安打無失点の好救援で九州共立大に快勝。史上6校目の連覇をかけて慶大と激突する。

 江藤監督の第一声は「しんどかったですね」だった。2度のビハインドを敵失に乗じて追いつき、土壇場の9回に勝ち越して逃げ切り。初出場校に苦しめられながら、最後は第1回大会優勝校の底力を見せつけた。

 徹底的に低めを突いてくる東京国際大投手陣相手に投手寄りに立ち、前でさばくよう指示。同点の9回2死二塁。その指示に加えて、暗示をかけるようにバットをなでてから山崎錬を打席に送り出した。「ファーストストライクから打つ意識が薄れている」ともアドバイスした山崎錬は、初球の甘い直球を逃さず決勝中前打で試合を決めた。

 江藤監督が「大きなポイントだった」と振り返った同点の8回の守備。無死一塁で送りバント阻止の前進守備を敷くと、古葉監督にすかさず二盗を敢行された。バントで1死三塁とされた絶体絶命のピンチ。スクイズを警戒した江藤監督は自らマウンドに足を運んで、福谷に早めに追い込むよう直接指示した。初球は三塁走者を見ながらゆっくりしたモーション。2球目はクイックで走者をくぎ付けにした。直球主体の右腕がいずれもスライダーで2ストライクと追い込み、相手ベンチに考える猶予を与えなかった。そして3球勝負で投ゴロ。続く小名木を空振り三振に仕留め、直後の勝ち越しにつなげた。

 ▼慶大・伊藤(1安打1四球)苦しい試合でした。(決勝の)藤岡との対戦は個人的に楽しみ。でも個人ではなくチームで打ち崩したい。

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