連敗止めた!松井 9回2死から中前打で逆転劇の口火

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<ホワイトソックス・アスレチックス>9回2死二塁、中前適時打を放つ松井

ア・リーグ アスレチックス7―5ホワイトソックス

(6月10日 シカゴ)
 連敗阻止の立役者だ。アスレチックスの松井秀喜外野手(36)が10日(日本時間11日)、ホワイトソックス戦の9回2死二塁で1点差に迫る中前打。逆転劇の呼び水となってチームの連敗を10で止め、就任2試合目のボブ・メルビン監督代行(49)に初白星を贈った。6回の右前打と合わせ、2試合連続マルチ安打は今季2度目。確かな復調気配に、DH制のない敵地での交流戦で外野守備に就く可能性も出てきた。

 グラウンドでの歓喜の輪が解け、全員がベンチに戻り始めた時。松井は歩み寄ったメルビン監督代行に肩を抱かれ、値千金の活躍を称えられた。

 「素晴らしいゲーム。この勝利が、いい風を吹き込んでくれる気がする。久しぶりに興奮しました」。2点を追う9回2死。四球で出塁したウィリンハムを二塁に置き、相手守護神サントスから中前打を放った。「最後に甘いスライダーが入ってきた。ラッキーだった」。その後に満塁となり、サイズモアが3点二塁打。大逆転劇の口火を切った背番号55は「みんながつないで、素晴らしい攻撃になってよかった」と、5月29日以来となる勝利の味をかみしめた。

 前夜には24試合ぶりの4号2ラン。この日は4月13日以来となる2試合連続のマルチ安打で、勝利を運んできた。指揮官の、チームの信頼に応える打撃こそ松井本来の姿。メルビン監督代行は「マツイが大きなヒットで勢いを取り戻してくれた」と絶賛した。ボブ・ゲレン前監督の下で1カ月以上、左腕が先発した際にスタメン出場がなかったことには「驚きだ。左腕を苦にしないし、より多くの打席を必要としている」と、今後のさらなる起用を約束した。

 21日(日本時間22日)のメッツ戦からは、敵地で交流戦6連戦が待っている。指揮官は「彼が気分良くできるか確かめたい」と今季初の左翼での起用にも前向きで、松井自身も「準備はできている。体調的にも大丈夫」と意欲満々だ。昨季はDH先発での打率・264に対し、守備に就いた際は・339。そこには厚い信頼だけでなくデータの裏付けもある。「大事なのは続けていくこと」。継続は力。それを松井は誰より分かっている。

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