お祭り男だ!大松が決めた パ満塁1000号

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<ロ・広>パ・リーグ1000本目となるグランドスラムを放った大松はファンの声援に応える

交流戦 ロッテ10―1広島

(6月11日 QVCマリン)
 ロッテの大松尚逸外野手(28)が11日、広島戦の7回に2号満塁本塁打を放った。自身2戦連続の一発が、パ・リーグでは通算1000号のグランドスラム。今季初の4番で、メモ リアル弾を刻んだ。和製大砲のバ ットに乗せられ、チームは連敗を 4でストップ。本拠・QVCマリ ンでの交流戦11試合目で、ようや く初勝利を挙げた。役者が戻った昨季の日本一チームが、再び下克上を開始する。

 お祭り男が、本領発揮だ。3―0の7回1死満塁。大松が初球、低めのフォークを拾い上げ、右翼席へと運んだ。「久しぶりにいい感じで打てた」という今季2号は自身6本目の満塁弾。そしてリーグ通算1000本目の満塁弾という節目の一発だった。昨季は球団通算7000号を放った男が、またも記念弾でチームの連敗を4で止めた。

 「楽な気持ちで打席に入れた。犠飛でいいと思って、直球に振り負けないようにと思っていた。(満塁弾は)流れを変えられるし、いいですね」

 力まず最短距離でスッとバットが出た。初回1死一、三塁で放った先制の中前打も初球。いずれもファーストストライクを一撃で仕留めた。不振の金泰均(キムテギュン)に代わって、昨年7月29日の西武戦(西武ドーム)以来の4番に座り、チームの26試合ぶりの2桁得点に貢献。西村監督も「一番は大松ですね。調子が上がっていて任せたが、4番の働きをしてくれた」と称えた。

 開幕は5番スタート。だが、上半身に頼ったスイングでバランスを崩し、打率・160まで降下。打順も8番まで下がって、5月19日には2軍降格した。そこで、右足肉離れの影響でオフに徹底できなかった下半身強化に取り組んだ。試合前のフリー打撃では、プロ2年目からのルーティンも変えた。試合用より4センチ長い90センチのバットを使っていたが、試合と同じ86センチに替えた。長いバットを使うことで体が振られて軸がぶれ、徐々にフォームに狂いが生じていたからだ。より体に近いところでスイングすることで、遠回りしていたバットの軌道を修正。「今は出したいところにバットを出すことができる」と感覚を取り戻した。

 チームはQVCマリンでの交流戦11戦目での初勝利。「オ・オ・マ・ツ!」の大声援の中、今季初のお立ち台で2万7000人を超えるファンに力強く言った。「ここから上がっていきます。ファンの皆さんの期待に応えられるように頑張ります」。和製大砲の目覚めのグランドスラム。大松が低迷を続けてきた昨季王者の起爆剤となる。

 ≪球団タイ6本目≫大松(ロ)が7回に満塁本塁打を放ち、パ・リーグの通算満塁本塁打が1000本に到達した。大松は昨年8月28日ソフトバンク戦でロッテ通算7000号をマークしており、記念本塁打に縁がある。また自身満塁本塁打は6本目で葛城、堀と並ぶ球団タイ記録になった。なお満塁本塁打は1リーグ時代に82本、セ・リーグでは989本出ており、通算で2071本に達している。

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