松坂手術成功 復帰は来年の球宴前後の見通し

[ 2011年6月12日 06:00 ]

右肘の手術を終えて、倫世夫人に付き添われ車に乗り込む松坂

 レッドソックス・松坂大輔投手(30)が10日、ロサンゼルス市内の病院で肩と肘の権威、ルイス・ヨーカム医師の執刀による腱移植手術(トミー・ジョン手術)を受けた。右手首の長掌(ちょうしょう)筋の腱を、じん帯を断裂した右肘に移植するもので、無事に成功した。

 午前10時52分。約2時間の手術を終えた松坂は、車椅子に乗って病院から姿を現した。白い布を肩から羽織り、右腕は膝上のクッションの上。帽子を目深にかぶり、全身麻酔が抜けきっていない影響なのかグッタリとした様子だった。それでも術後、付き添いの倫世夫人らと言葉を交わしたという松坂は、通訳を通じて「手術は無事終わりました。きょうから1日も無駄にしないように、リハビリに取り組んでいきたい」とコメントした。

 今後は来年の球宴前後とみられる復帰へ向け、長いリハビリが待ち受ける。松坂にとっては手術も、これほど長期間のリハビリも初体験だが、この日のブルージェイズ戦前にテリー・フランコナ監督は「ボストンに残って進めることが最適だろう。(復帰への)手順を守ることができる」と明言。今後は本拠地のあるボストンに滞在しながら、初期段階のリハビリを行う見込みだ。

 病院を訪れた代理人のスコット・ボラス氏も「手術は大成功。完全に治して10~12カ月で復帰できるはず」との見通しを明かした。復帰への道は長く険しいが、松坂は再びマウンドに上がる日を信じてリハビリに立ち向かう。

 ▼横浜南共済病院・山田勝久名誉院長(前横浜チームドクター) 大事な腱ではないので、左右どちらの腕からというのは大きな問題ではありません。執刀医の考え方次第だと思います。ただ、移植手術の際には消毒の作業が非常に大事。それが片腕だけで済むというメリットはあるでしょう。左腕が使えるのも、今後の生活面などでのストレス軽減にもなると思います。注意しなければいけないのは、移植された患部が完全につながる前に力を入れて切れてしまうケースがあること。リハビリのペースは段階によって早まったり遅れたりすることもありますが、焦らずに着実に進めることが大事です。

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