伊志嶺 三盗の決断は3番・井口の存在感

[ 2011年6月12日 06:00 ]

<ロ・広>初回1死二塁、二走・伊志嶺は三盗を決める

交流戦 ロッテ10―1広島

(6月11日 QVCマリン)
 好機を一瞬でつぶすリスクを背負う三盗。捕手から三塁までの距離が短く、よほどの隙を突かない限り走らない。ロッテの伊志嶺が初回に見せたプロ入り初の三盗は完全に盗んだ余裕のセーフだった。

 1死二塁、打者・井口の2球目。ジオは投球前に二塁方向に顔を向けて視線でけん制。首を戻し投球動作に入ろうとした直前、伊志嶺はちゅうちょなくスタートを切った。投球前に50メートル5秒7の俊足に走られれば、どんな強肩の捕手でも刺すことは不可能だろう。なぜけん制球を投げないと踏んだのか。伊志嶺は言った。

 「無警戒だったし、あの場面は井口さんとの勝負だと思ったので」。リーグ2位の打率・342、得点圏では同トップの・426の井口。失投が許されない状況で、ジオは3番相手に全神経を集中させている。さらにクイックに難があるデータも織り込み済みで瞬時の状況判断でノーサインで走ったのだ。「走って勢いをつけたかった」。三進したことでジオにプレッシャーをかけて2点を先制。連敗ストップの流れを呼び込んだのは快足ルーキーの積極的かつ大胆な走塁だった。

 ▼ロッテ・上川内野守備走塁コーチ(初回の伊志嶺の三盗について)三塁に進んだから、井口は犠飛でもOKになった。(ジオが警戒しすぎ、井口は)四球を選んだし、大松もしっかりつないだ。大きいね。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2011年6月12日のニュース