腰にも違和感?山口5・3復帰は絶望的

[ 2011年4月28日 06:00 ]

 23日に左胸の張りで出場選手登録を抹消された巨人・山口鉄也投手(27)の1軍復帰がずれ込む可能性が出てきたことが27日、分かった。左胸以外に腰にも違和感を訴えているもようで、最短で出場選手登録が可能だった5月3日の1軍復帰は絶望的となった。

 川崎市のジャイアンツ球場で練習を行った山口は、ここ数日ノースローで精力的に走り込み、前日もポール間のダッシュを繰り返していたが、この日は軽めのランニングを行っただけと練習量も落としていた。練習後はキャッチボールの再開時期について「少し先だと思う」と自ら今後の見通しを語った上で「もう一度(故障を)繰り返して長引くのがいけないと(首脳陣に)言われている」と慎重に復帰を目指していく姿勢を示した。

 今季の山口は、開幕から抑えを務めながら3試合で2度救援に失敗するなど0勝0敗1セーブ、防御率3・86と低迷した。23日に左胸の張りで出場選手登録を抹消された際、川口投手コーチは「10日で戻ってくる予定です」と軽症を強調していたが、今回新たに腰痛を訴えたことで首脳陣の青写真は大きく狂うことになる。チームは守護神を固定できていないのが現状。中継ぎ陣も手薄な状態が続いており、左腕の調整遅れはチームの成績に大きな影響を及ぼすことになりそうだ。

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2011年4月28日のニュース