ヤクルト9連勝!館山2安打10K完封勝利!沢村は初黒星

[ 2011年4月28日 18:49 ]

巨人戦に先発したヤクルト・館山

セ・リーグ ヤクルト4―0巨人

(4月28日 静岡)
 ヤクルトは館山が2試合連続の完封を飾り、引き分けを挟んで9連勝。館山は十分な球威と安定した制球力で2安打、10三振を奪った。打線は2回に犠飛で先制し、以降も青木の適時打などで加点。巨人は沢村を援護できずに3連敗。

 ヤクルト2勝で迎えた巨人との3回戦。借金1となった巨人は注目のルーキー・沢村が登板。ここまで8連勝と当たっているヤクルト打線をどう抑えるか、注目だ。ヤクルトは館山の先発。

 初回、巨人は脇谷が中前打で出てすかさず盗塁、得点圏に走者が行ったが小笠原、ラミレスが倒れ0点に終わった。

 草薙球場のマウンドに沢村が登場。1番青木にはいきなりストレートの四球を与える。2番田中は二塁へのゴロで、脇谷は取ってそのままベースを踏んで一塁転送、併殺完成であっさり2死となった。3番飯原は空振り三振に終わり、沢村は初回0点で切り抜けた。

 2回の沢村。先頭の畠山との注目の対戦は2球目に150キロを計測。沢村の闘志がうかがえるが、力んだのか四球。次の相川に投げる前にけん制球を投げたところ、これがボークに。ヤクルトは労せずして無死二塁のチャンスをつくった。相川は投ゴロで畠山が三塁へ。6番バレンティンは中堅へ高い飛球を上げ、畠山がタッチアップでホームイン。何と無安打で先制の1点をもぎ取った。犠飛のバレンティンは「「打ったのはストレート。手応えいい当たりだったのに風で大分戻された。でもブー(畠山)の足でも十分なところまで飛んでくれてよかった」とコメントした。続く宮本は三振で攻撃終了。

 ヤクルト先発の館山も好調。3回、加藤、沢村と連続三振に取り、苦手とする坂本と対戦。右方向へ大きなファウルがありヒヤリとしたが、結局三振。何と3者三振で0点に抑えた。

 その裏、沢村は簡単に2死を取ったが、1番青木、2番田中に連打を浴び、一、二塁で3番・飯原を迎える。ヤクルト追加点のチャンスだったが、飯原は空振り三振。沢村はピンチを脱した。

 4回も沢村は先頭打者を出す。畠山がバットを折りながらも力で右前に運んだ。しかし、相川の打球は二塁ライナー。畠山は戻れず併殺成立。バレンティン三振で、この回は3人で攻撃終了した。

 5回のヤクルトの攻撃、1死から川端が右前打で出塁。館山の送りバントは投前に転がり、沢村がすかさず二塁に送球した。タイミングはアウトにも思えたがこれが悪送球。1死一、二塁と一転ピンチになった。続く1番青木はぬかりなく右前適時打で1点追加。なおも一、二塁とピンチは続いたが、坂本のファインプレーもありなんとか最少失点で切り抜けた。

 6回には2死からバレンティンが6号ソロを左翼に放ち3点目。8回にも畠山の四球を足場に築いた1死一、二塁で宮本が中前適時打を放ち1点加えた。

 ヤクルトの舘山は巨人打線を寄せ付けず2安打完封で2勝目をマークした。巨人の沢村は今季初黒星。

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2011年4月28日のニュース