イチローの前で 松井13打席目ようやく初安打

[ 2011年3月9日 06:00 ]

<アスレチックス・マリナーズ>3回、1死一塁、イチロー(左)の前で中直に倒れる松井。この日イチローの前でオープン戦初安打を放った

オープン戦 アスレチックス3-6マリナーズ

(フェニックス)
 開幕前哨戦で出た!アスレチックスの松井秀喜外野手(36)は7日(日本時間8日)、マリナーズ戦に3番・DHで先発出場。イチロー外野手(37)の前でオープン戦13打席目にして待望の初安打をマークした。4月1日(同2日)の開幕戦で先発が確実な昨季のサイ・ヤング賞右腕、フェリックス・ヘルナンデス投手(24)から幸運な左前打に続き、第2打席も痛烈な中直。試合前には初の特打を行い、復調の手応えをつかんだ。

 三塁後方へ舞い上がった打球は強風に流され、左翼手と三塁手、遊撃手の間にポトリと落ちた。ファウルと思い。止まっていた松井も慌てて一塁を駆け抜けた。初回1死一塁で放った幸運な左前打。これがアスレチックスでの初安打となった。

 「狙い通りの打撃でしたね。ファウルと思ったけど、風で戻ってきたね」と苦笑。メジャーではオープン戦初安打までに要した打席は04年の7がワーストだっただけに、まずは風に感謝した。

 相手先発は開幕投手が確実な昨季のサイ・ヤング賞右腕ヘルナンデス。過去の対戦成績は26打数6安打、打率・231と相性が悪かったが、第1打席の安打で気を良くしたのか、3回は低めのチェンジアップを真芯で捉え、中堅への弾丸ライナー。野手の正面を突いたものの、緩い変化球をきっちりと呼び込めたことに「いい打撃でした」と手応えを口にした。

 試合前にはジェラルド・ペリー打撃コーチと打撃フォームの修正に取り組んだ。「ときどきかかとに重心が乗りすぎている」と指摘され、上体を後ろにそりすぎず、バランス良く打席で立つように意識した。すると前日まで波打っていたスイングが安定。フリー打撃で30スイング中4本の柵越えを放つと、初のランチ特打でも快音を響かせた。「納得するまで続けて振れと言った」(同コーチ)。通常の打撃練習では1人5、6球を目安に交代するが、4ラウンドで計45スイング。振り込むことで感覚も戻ってきた。

 マ軍戦は14日(日本時間15日)にもう1試合組まれているが、遠征となるために欠場が濃厚。次にイチローと対決するのは開幕戦となる。昨季は「エンゼルスのユニホーム姿が似合ってない」とからかわれたが、この日は話す機会はなし。松井も「今までもたくさん(対戦)しているから、特に意識はない。見てくれる方が楽しんでくれればいい」と淡々と話した。

 ここ数日は花粉症に悩まされ体調は万全ではない。「まだ体の反応に問題がある。今は全てが練習」と言うが、1本出たことは大きい。開幕戦へ徐々に調子を上げていく。

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