ソフトB2軍は無休「1軍の選手と一緒に休んで追い越せるとは思わない」

[ 2011年2月1日 12:36 ]

 地獄のキャンプが始まる。リーグ連覇、8年ぶりの日本一を狙うソフトバンクは31日、キャンプ地・宮崎入りした。秋山幸二監督(48)は宮崎空港で行われた歓迎セレモニーで、高らかに日本一を宣言。チームはこのオフ大型補強に成功したが、さらなる戦力の底上げへ今キャンプは2軍が無休になることが判明。伸び悩む若手選手の育成へ、容赦ない練習漬けの日々が始まる。

 宮崎入りしてすぐにA組(1軍)B組(2軍)の共通ミーティングを行った。その時間わずか5分。出てきた秋山監督は言葉に力を込めた。

 「勝つために何をすべきか言った。気持ちが強い方が勝つ。体力、技術、やるべきことをやる。何も言わなくても、選手は緊張感があるんじゃないか」

 多くの言葉は必要ない。指揮官が出した答えはシンプルだ。

 練習をする――。

 なかでも、その対象は若手に向けられた。オフにFAで内川、細川、さらにカブレラも獲得するなど、これ以上ない補強に成功した。とはいえ、ここ数年は若手が伸び悩んでいることで、戦力層としては決して厚くないのが現状でもある。「1軍の選手と一緒に休んで追い越せるとは思わない。7勤1休でも、10勤1休でも構わないと思う。休養日はコーチが必要と思えば、取ればいい」と小川2軍監督。キャンプ中の1、2軍は同じ休日が設定されていたが、2軍は休日にも生目の杜球場で汗を流し、夜間練習として筋力トレーニングを行う。つまり、休養日の概念そのものがなくなることを明かした。

 米大リーグ帰りの松井、岩村を獲得し、岩隈が残留した楽天。前パイレーツの朴賛浩ら19人の新戦力が加入したオリックスなど、巻き返しを図る昨季下位チームも戦力を充実させている。秋山監督は「各チームとも補強したし、戦力は上がった。横一線だし、試合が始まらないと分からない。去年もどこが優勝するか分からなかった」と危機感を口にした。その危機感を解消するには、大型補強が計算通りに働くこと、そして若手の底上げにほかならない。

 空港に詰めかけた宮崎のホークスファンにリーグ優勝を報告した指揮官は「われわれの目標は日本一。あしたからの生目の杜でのキャンプで基盤をつくり、宮崎のみなさんに元気を与えたい」と言い切った。チームの元気な姿を見せつけることで、鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火と、災難が続いているキャンプ地を活気づける。そのための最大のテーマである「底上げ」へ。この春、秋山監督以下コーチ陣は宮崎で鬼となる。

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