山本由伸 自己最長8回2失点で本拠初勝利&4勝目 スプリット初被弾して自己最悪1試合2被弾も初HQS

[ 2024年5月8日 12:28 ]

ナ・リーグ   ドジャース―マーリンズ ( 2024年5月7日    ロサンゼルス )

<ドジャース・マーリンズ>力投するドジャース・山本(撮影・光山 貴大)
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 ドジャースの山本由伸投手(25)が7日(日本時間8日)、本拠でのマーリンズ戦に先発。初回、6回にソロを被弾して自己ワーストの1試合2被弾も、メジャー自己最長の8回を投げ、5安打2失点、5奪三振でメジャー初のハイクオリティー・スタート(HQS、7回以上、2失点以下)と立ち直り、打線の援護も受けて自身3連勝&本拠初勝利となる4勝目を挙げた。チームは今季最長タイの6連勝を飾り、貯金は今季最多を更新する12とした。

 山本は初回に続き、6回にメジャー自己ワーストとなる1試合2本目の本塁打を許した。1死後に2番ブライアン・デラクルスにスプリットを拾われ、左翼席へ運ばれた。メジャーでは初のスプリットの被弾となった。それでもストライク率75.2%と抜群の制球力でメジャー自己最長となる8回まで投げきり、チームに勝利を呼び込んだ。

 山本は初球、95.4マイル(約153.5キロ)の直球を真ん中付近に投じると、これをチザムに痛打され右越えへ先制ソロを浴びた。2死後に安打を許したが、5番のヘスス・サンチェスを二ゴロに打ち取って1失点に抑えた。山本はデビュー戦となった3月21日のパドレス戦に初回5失点。4月12日のパドレス戦でも初回に2失点しており、今季8度目の登板で3度目の初回失点となった。

 打線は直後の攻撃でマンシーが満塁弾を放ち、すぐさま逆転。山本はその後は立ち直り、2回、3回は3者凡退に抑えてリズムを取り戻した。

 4回は3番ジェーコブ・バーガーを三振に打ち取ると、球場のオルガン奏者がマリオのキャラクター「ヨッシー」のテーマ曲を流して盛り上げた。2死後に左中間を破る二塁打こそ許したが、6番ティム・アンダーソンをカーブで中飛に打ち取った。5回も3者凡退に打ち取った。

 この日は強打を誇るウィル・スミスとバッテリーを組んだ。捕手別では過去3試合で防御率0.00だったオースティン・バーンズに対し、スミスとは過去4試合で防御率5.82と結果が出ていなかったが、正捕手のスミスと組んだ試合で結果を残したことは今後に向けても明るい材料となった。

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