ヤクルト9回痛恨…村上の打席で代走・山崎が盗塁死 両軍計28安打の乱打戦、6投手17安打浴び9失点

[ 2023年5月16日 21:58 ]

セ・リーグ   ヤクルト8―9巨人 ( 2023年5月16日    静岡 )

<ヤ・巨>7回、村上は空振り三振に倒れる (撮影・西川祐介)
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 ヤクルトは3連勝にあと一歩届かなかった。塩見泰隆外野手(29)が4点を追う7回に逆襲の2号3ランを放つなど打線は粘りを見せたが、先発の吉村と4番手の石山がそれぞれ4失点。両軍合わせ28安打の乱打戦となったが、6投手で17安打を許し打ち負け、勝率5割復帰はならなかった。

 先発の吉村は立ち上がりに岡本和と吉川に適時打を許しつまずくと、3回に岡本和に6号ソロを浴びるなど再び2失点。3回67球4失点で降板。3番手の大西が1点を失うと、4番手でこの日、特例2023で復帰した石山が7回に4打者から1死も奪えず4点を失った。

 しかし、諦めない。5―9と4点を追う7回。この回先頭だった梅野の代打・浜田が、3番手・平内から左前打を放ち出塁すると、続く内山は中前打で続く。巨人ベンチが動き4番手・田中豊がマウンドに上がる。打席には1番・塩見。5球目のフォークだった。塩見がすくいあげると打球は悲鳴と歓声が交錯する左翼席に飛び込んだ。1点差に詰めよる2号3ランに塩見は雄叫びを上げた。

 1―4の5回には代打の神様・川端の右翼ポール際に吸い込まれる今季1号3ランで一時は同点に。川端の本塁打は2021年6月20日の中日戦(神宮)以来2年ぶり。7回の塩見の一発で再び試合の行方は分からなくなった。

 だが、逆襲もここまで。9回には1死から四球で出塁した山田に代走・山崎を送ったが、その山崎が続く4番・村上の打席で痛恨の盗塁死。結局、フルカウントから村上は空振り三振に倒れゲームセット。あと1点届かず連勝は2でストップし、5割復帰ならず。5月は12戦で6勝6敗となった。

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