DeNA 今季ワースト更新の6連敗 バウアーからの連敗、バウアーが止められず

[ 2023年5月16日 21:17 ]

セ・リーグ   DeNA5-7広島 ( 2023年5月16日    横浜 )

<D・広>初回から4失点のバウアー(撮影・尾崎 有希)
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 悪循環が止まらない。DeNAは16日、広島戦(横浜)に敗れ、今季ワーストを更新する6連敗を喫した。先発・バウアーが大量失点で早々に降板し、リーグトップのチーム打率を誇る打線も失点を取り返すことができず。3位・広島とのゲーム差は0・5となった。

 サイ・ヤング賞右腕の乱調が大誤算だった。来日3度目の先発となったバウアーは初回1死から野間、秋山、マクブルームに3連続二塁打を浴びて2失点。さらに5番・西川には右翼席への特大の2点弾を許し、この回4点を失った。

 来日初の初回失点を喫すると、2回にも3点を失い、来日最短の2回を8安打7失点で降板。初回に157キロを計測するなど球威自体はあったが、直球、変化球ともに制球力を欠いた。

 広島は今月3日の来日初登板で7回1失点に封じ、初勝利を挙げた相手だったが、リベンジを果たされた形。同9日の巨人戦(新潟)と2試合続けての7失点。自責点も7で、防御率は8・40となった。

 リーグ最高打率の打線をもってしても、序盤の大量失点はあまりにも重すぎた。1-7の3回1死からソトの右越え2号ソロ、2-7の7回無死からは4試合ぶりのスタメンマスクをかぶった山本が中越えに今季1号ソロを放つなど、小刻みに加点。8回にも2点を返し、2点差にまで迫ったが、最後まで追いつくことはできなかった。

 バウアーの登板した9日巨人戦から始まった連敗。バウアーが止めることはできなかった。2番手以降の上茶谷、坂本、入江、ウェンデルケンは安定してスコアボードに「0」を並べただけに、悔やみきれないバウアーの大炎上だった。

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