栗山監督 女子野球にも夢を 「先の環境」懸念訴え

[ 2023年5月16日 05:30 ]

侍ジャパンの栗山英樹監督
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 侍ジャパンの栗山監督が懸念しているのは、子供の環境だけではない。女子野球の現状にも目を向けて「先の環境」の充実が必要とした。

 「女子選手が野球を続けていくための受け皿。夢を持たせられる環境を考えていかないといけないんじゃないかと思う」。栗山監督は今後の野球界にとって女子野球が大きな存在となっていくと考えているだけに、その言葉に力を込めた。

 昨夏、甲子園で行われた全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝ではテレビでゲスト解説。女子高生が甲子園でプレーする姿に「この熱を次代へ伝えていかないといけない」と話した。自身の提案で創設された栗山高(北海道栗山町)の女子野球部には今年、14人の新入生が入部。女子高校野球の加盟校が増える今だから「その先どこを目指していくか。モチベーションを上げるものがないといけない」とした。

 現状は大学、企業チーム、クラブチームなどのほか、プロ野球でも阪神、西武、巨人が女子チームを運営。これら「先の環境」を発展、充実させていくことが野球界としての課題となっていく。

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