巨人・秋広がV打含む3安打3打点「投手陣と野手陣がどっちも頑張った結果」 原監督に1237勝目贈る

[ 2023年5月16日 22:28 ]

セ・リーグ   巨人9―8ヤクルト ( 2023年5月16日    静岡 )

<ヤ・巨>大活躍の秋広は兜姿でファンの喝采を浴びる (撮影・西川祐介)
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 巨人の秋広優人内野手(20)がヤクルト戦(静岡)で決勝打を含む2本の適時打を放つなど3安打3打点と活躍。原辰徳監督(64)に歴代9位タイとなる監督通算1237勝目をプレゼントした。

 「6番・左翼」で先発出場した秋広は初回に岡本和の先制適時打に続いてチーム2点目となる中前適時打を放つと、3回の第2打席も中前打。

 そして、4-0のリードから5―5と追いつかれて迎えた7回だった。無死二、三塁という絶好のチャンスで入った第4打席だ。この回から登板した相手4番手右腕・石山の外角直球を左中間に弾き返す2点適時二塁打。この回さらに吉川にも2点適時二塁打が出て9―5とし、最後は1点差に迫られながらも逃げ切った。

 試合後、ヒーローインタビューに臨んだ秋広は祝福の声かけに「ありがとうございました!」と爽やかに第一声。「本当に、投手陣と野手陣がどっちも頑張った結果の勝利だと思います」と胸を張った。

 最終的に両軍合わせて28安打が飛び交う乱打戦となったが、第1打席については「チャンスでもあったんですけど、(岡本和の先制打で)1点入った状態だったので、凄い楽に打席に入ることができました」とコメント。決勝打となった7回の第4打席については「しっかりチャンスをつくってくれたので、最低でも犠牲フライっていう思いで打席に立ちました」と先頭で四球を選んだ岡本和、続いて二塁打を放った大城卓に感謝した。

 13日の広島戦(東京D)では4安打を放ち、プロ初の猛打賞。2度目の猛打賞はそれからわずか2試合後にやってきた。最近の打撃の調子について聞かれると「そうですね、結果も出ているのでこれからも出し続けられるように頑張りたいなと思います」とキッパリ。

 2メートル、95キロという大きな体に、かつての主砲・松井秀喜氏(48)が背負った55番を継承した20歳。静岡のファンへ「打席の時でも守備の時でも本当にファンの皆さんの声援が届いたので、ファンの皆さんのおかげの勝利だと思っています」とし、「1戦目でこのような接戦の勝負でしっかり勝てたので、2戦、3戦と連勝できるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!」と舞台を神宮に移す17日、18日の戦いにも闘志をみなぎらせていた。

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