大阪桐蔭「エース前田抜き」でも盤石決勝進出 選抜ベンチ外の変速左腕・安福が4戦12回零封

[ 2023年5月16日 21:03 ]

高校野球大阪府春季大会準決勝   大阪桐蔭3―1近大付 ( 2023年5月16日    南港中央 )

<大阪桐蔭・近大付>先発して6回無失点に抑えた大阪桐蔭・安福拓海(撮影・河合 洋介)
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 大阪桐蔭が近大付を3―1で下して決勝に進み、3年連続となる近畿大会(27日から4日間、大阪シティ信用金庫スタジアム)の出場権を得た。

 今春選抜でベンチ外だった最速144キロの横手投げ左腕・安福拓海(2年)が公式戦初先発で6回3安打無失点と好投した。カーブやパームなど緩急を駆使して散発3本のみに抑えて、「緊張したけど、自分が試合をつくらないといけないと思っていた。思い切って投げられました」と胸をなで下ろした。

 今大会はエース左腕の前田悠伍(3年)をベンチ外とし、投手陣の底上げに着手。その中でも安福の存在感が光る。昨年末に左鎖骨を骨折して選抜には間に合わなかったものの、背番号18で初めてベンチ入りすると、4戦12イニング無失点とアピールに成功。西谷浩一監督は「球をうまく動かしながら、クレバーな投球ができるのが特徴。この春でどれぐらいできるかを見たい。今は夏に向けて経験を積んでいるところ」と期待を寄せた。

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