立正大が先勝で3部との入れ替え戦回避へ一歩前進 初スタメンマスクの田近が勝利導く

[ 2023年5月16日 15:12 ]

東都大学野球2部 第5週第1日   立正大5―3東農大 ( 2023年5月16日    等々力 )

<立正大・東農大>決勝打を放った立正大の田近(撮影・村井 樹)
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 立正大が互いに勝ち点1同士の戦いに先勝して、3部との入れ替え戦回避へ向け一歩前進した。

 リーグ戦では初めて先発マスクを被った田近介人(2年=大阪桐蔭)が起用に応えた。勝ち越し打を含む2安打3打点の活躍で勝利へ導き、「チャンスだったんで一本出せて良かった」と胸を張った。今季の出場3試合は全て途中からだったが、「うちのキャッチャーには田近もいるんだぞと。野球センスがいいのでそういうのも期待した」と金剛弘樹監督。まさに、持ち前の野球センスが光った一打だった。

 同点の6回2死満塁で立った第3打席、「自分の体は大きくないので強い球で攻めてくるだろうと思った」と田近。読み通り、2球目の内角直球を思い切り振り切ると、打球は三塁線を破る走者一掃の3点二塁打に。金剛監督も「助けてもらった」と、勝利を決めた一打に感謝した。

 大阪桐蔭時代は一学年後輩でドラフト1位でDeNA入りした松尾の控えだった田近。身長も1メートル64と決して大きくはないが、金剛監督も「いいところで打ってくれる」と勝負強さを評価。連勝で勝ち点を2へ伸ばせば入れ替え戦に回ることも回避できる。17日の2回戦へ向けて田近は、「一球一球を大切に戦い、全員で臨んでいきたい」とチームの思いを代弁した。(村井 樹)

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