大谷翔平　サイクル王手の第5打席は二ゴロ　二刀流で右前打、9号3ラン、三塁打　あと二塁打で達成

ア・リーグ   エンゼルスーオリオールズ （ 2023年5月15日    ボルチモア ）

エンゼルス・大谷翔平
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　エンゼルスの大谷翔平投手（28）は15日（日本時間16日）、敵地でのオリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。史上初となる先発投手によるサイクル安打に王手をかけた第5打席は二ゴロだった。

　オリオールズ先発の新人右腕・ロドリゲスとの対戦で第1打席は四球、第2打席は右前打。第3打席では今季9号となる勝ち越しの右越え3ランを放った。5回の第4打席では2番手右腕・ギラスピーから右越えへ三塁打を放った。

　投げては6回までに3発を浴び、5失点を喫した。

　ベーブ・ルース生誕の地でもあるボルチモアでの今季初戦。大谷はここまで打者として39試合150打数43安打、8本塁打26打点で打率・287。投げては8試合4勝1敗、防御率2・74。前回登板の9日（同10日）・アストロズ戦では7回6安打3失点ながらチームが敗れ、今季初黒星を喫していた。4月27日のアスレチックス戦で4勝目を挙げて以来勝ち星から遠ざかっており、3試合ぶり5勝目の期待がかかる。

　▽大谷のサイクル安打　19年6月13日、敵地トロピカーナ・フィールドでのレイズ戦。「3番・DH」で出場し、初回に左中間3ラン、3回に左中間二塁打、5回に右翼線三塁打、7回に中前打の4打数4安打で決めた。日本選手の野手通算8725試合目で初めての達成だった。投手登板時のサイクル安打は1888年7月28日にシカゴ・ホワイトストッキングス（カブスの前身）のジミー・ライアンが記録も救援登板で、先発での達成はない。