エ軍監督 大谷「首に張りあった」本人も影響認める「3回くらいから」 それでも特大決勝弾&5勝目

[ 2023年5月16日 11:58 ]

ア・リーグ   エンゼルス9ー5オリオールズ ( 2023年5月15日    ボルチモア )

<オリオールズ・エンゼルス>2回、ベンチへ引き揚げる大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)は15日(日本時間16日)、敵地でのオリオールズ戦に「3番・投手兼DH」で今季9度目の先発登板。3発を被弾するなど7回4安打5失点5奪三振で今季5勝目を挙げた。打っては9号3ランを含む5打数4安打3打点をマークした。チームは9-5でオリオールズを下し、連敗を2で止めた。

 打っては今季最多の4安打。第1打席は四球、第2打席で右前打を放つと、1点を追う4回だ。8番・ウォーラクが同点ソロを放ち、なおも1死一、二塁からの第3打席。初球のカーブをとらえて右翼上段に運んだ。ベーブ・ルース生誕の地でもあるボルチモアで4試合ぶりの一発。飛距離は今季自己最長となる456フィート(約139メートル)、打球速度は114.6マイル(約184・4キロ)、角度は27度。場外まであと一歩の特大アーチとなった。5回にも右越え三塁打を放った。

 大谷は4月27日(日本時間28日)のアスレチックス戦でも「3番・投手兼DH」で先発して、あと本塁打が出ればサイクル達成に迫っていた。この日も二塁打が出ていれば先発投手によるサイクル達成は史上初の偉業だった。

 大注目となった9回の第6打席は左前打。二塁打こそならなかったが、自らのバットで援護する「二刀流」らしさを存分に見せつけ、敵地ファンからも喝采を浴びた。

 試合後、フィル・ネビン監督は、大谷が首に張りがあったことを明かし「朝起きたら首にはりがあった。少し力も入らなかったようだ。彼に体調を聞いたが『大丈夫』と言い続けていた。私も彼が試合後半に首を気にする様子は目にした」と語った。

 大谷は首の状態について「今のところは大丈夫だと思うので、また明日やってみてかなと思います」とした。また、プレーへの影響は「どうですかね。3回くらいからはありましたけど、そんなに著しくパフォーマンスが落ちるとは思ってないですし、そこまで、チームに対して迷惑がかかる状態ではないとは思ったので投げました。結果的に7回まで行けたというのを考えると、連戦中を考えれば良かったのかなと思います」と述べた。
 

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