ヤクルト長岡がCS1号 レギュラーシーズンから3発連続で村上とアベック弾 西純との同期対決制す

[ 2022年10月13日 20:31 ]

セCSファイナルステージ第2戦   ヤクルト―阪神 ( 2022年10月13日    神宮 )

セCSファイナル<ヤ・神>4回、長岡はソロを放ちサイスニードとグータッチ(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの長岡秀樹内野手(21)が阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(神宮)で貴重な追加点となるCS1号を放った。

 第1戦に続いて「8番・遊撃」で先発出場。3回に主砲・村上に逆転2ランが飛び出し、2―1で迎えた4回だった。マウンドは村上に被弾した先発右腕・藤浪から2番手右腕・西純にスイッチ。2ボールからの3球目だった。外角への145キロ直球を叩くと、打球は振り続ける雨を切り裂きながら右翼ポール際に着弾。リードを2点に広げる貴重な一発となった。

 長岡は八千代松陰から2019年ドラフト5位でヤクルト入り。過去2年間でわずか1安打だったが、プロ3年目の今季は一気にレギュラーをつかんで139試合に出場し、打率・241(511打数123安打)、9本塁打、48打点の数字を残した。

 CSでも前日12日の第1戦で第1打席に中前打。この日も第1打席で四球出塁し、第2打席では一発を放った。失点にはつながらなかったものの、2回の遊撃守備では島田の打球をファンブルして2死満塁のピンチを招いており、悔しさを抱えた中での打席で大きな結果を残した。本塁打はレギュラーシーズン最終戦となった3日のDeNA戦(神宮)で4番手左腕・田中健から9号ソロを放って以来。この試合で村上は日本選手新記録となる56号を放っており、長岡が8号を放った試合では村上が53号。長岡にとっては放った本塁打が3試合連続で村上とのアベック弾となった。

 ダイヤモンドを一周してベンチへ帰還。チームメートの盛大な歓迎の後には、人気球団マスコット「つば九郎」の手羽でヘルメットの上から頭をボッコボコに叩かれる手荒な祝福を受けていた。

 また、マウンドの西純は創志学園から2019年ドラフト1位で阪神入りしており、同じ2001年生まれ。CSという舞台で同期対決を制した。

 ▼長岡 打ったのはストレート。守備で迷惑を掛けてしまったので取り返したい気持ちでした。2ボールだったのでストレート一本に絞って思い切って打ちました。

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