阪神　連敗で早くも土俵際　藤浪、西純が一発攻勢に泣き、打線も反撃及ばず…虎党は涙雨

セCSファイナルステージ第2戦   阪神3－5ヤクルト （ 2022年10月13日    神宮 ）

セCSF＜ヤ・神＞3回2死一塁、村上の逆転2ランを浴び肩を落とす藤浪（撮影・大森　寛明）
Photo By スポニチ

　阪神は、ヤクルトに2連敗を喫し、早くも土俵際に追い込まれた。

　初回、不安定な立ち上がりを見せたサイスニードを攻め立て、先頭の中野が三塁打を放ち1死から近本の右前打で先制。だが、以降はあと1本が出なかった。2回は2死満塁から近本が3球三振に倒れると、4回も1死二塁の好機を生かせなかった。4点劣勢の7回は無死一、三塁からマルテが左犠飛を放ったが1点止まりに終わった。

　投げては先発の藤浪が、1点優勢の3回2死一塁から村上に2ランを被弾。4回からマウンドに上がった西純も長岡、5回にオスナに2ランを打たれるなど一発攻勢に泣いた。

　9回には無死二、三塁の絶好機をつくるが、マルテの犠飛による1点のみで万事休す。

　試合は初回から雨で38分間も中断する悪天候。それでも左翼席には多くの阪神ファンも陣取って声援を送ったものの、届かなかった。

　これでアドバンテージを含めて3敗。14日に引き分け以下でCSファイナルステージ敗退が決まる。