阪神2軍 平田監督が高寺を評価「1軍で足りないもを勉強させてもらい変わってきた」試合後の一問一答

[ 2022年10月13日 05:15 ]

みやざきフェニックス・リーグ   ヤクルト11―2阪神 ( 2022年10月12日    西都 )

<フェニックスリーグ ヤ・神>5回 無死 中前打を放つ阪神・高寺(撮影・成瀬 徹)
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 阪神2軍は12日、ヤクルトに大敗を喫した。先発の及川が、5回2/3を12安打11失点を許したが、平田2軍監督は今後も先発として起用し、適性を見極めていくことを明言。打線は前川が、1打席目に初安打を記録すると、続く打席では初本塁打を記録し「2番・三塁」で先発した山本が3安打を放った。降格即「1番・二塁」で出場した高寺は1安打だった。

 以下は試合後の平田監督一問一答。

 ―及川が大量失点。
 「まあこんなもんやな。ストレートに威力がない。打たれてるのほとんどストレートでしょ?こうやって打たれて、まあ真っすぐね、角度的にもうーん。今はこんなもんやろ。今は先発させてるけど、果たして先発で球種も少ない、ウイニングショットのフォークも少し磨こうかという話でやっていたけど、まあ、今は先発やっとけば、120球近く投げたわけでしょ今年ほとんど公式戦投げていないので。こうやってフェニックスで少し打たれようが、投げさせて、適正を見ていかないと行かんやろね」

 ―今後も先発起用が続く。
 「勝ち負け関係ないので、打たれても変えないで自分の力というかそういうのを思い知って。フォアボールとかでガタッときたあの回(6回)だけ。やっぱり真っすぐ簡単に打たれるやん。ファウルにならないもん。先発でやっていこうと思うなら、もっとそれをこの前の中ファーム選手権の中継ぎでちょっと良くなったかなと思ったけど」

 ―前川ホームラン。
 「さすがに1発出たし、2試合ヒットが出なかったけど、(相手投手がずっと)1軍クラス常連やから。その辺いい勉強になってると思うよ」

 ―2ボールから甘い球を仕留めた。
 「1発で仕留めたところは大したもんだし、その辺を含めて前川は来季に向けてなんで。どんどん打席立たせてやらせていくよ」

 ―高寺が降格即スタメン。
 「望夢はまあ、ああやって点差が開こうがあいつはスチールにトライさせないといけないので、あのクイックだとアウトになる。そういうことも覚えていくことなんでね。アウトになっても勉強。点開こうが何しようが、どんどん走らせる。そのために1番にしている」

 ―課題は走塁。
 「全てだけど、バッティングも含めて。これだけ1軍で経験させてもらって速い球の威力だとかスイングとかね。守備を見てても姿勢が変わってきている。自分からノックを多くしたり、走塁でも走ってる。1軍で足りないもを勉強させてもらったことによって変わってきているわ」

 ―山本が3安打。
 「泰とか木浪は他の選手とレベルが違うやん。その辺は謙虚に。中川もそう。シーズン中に出なかったミスがこうやって挟殺プレーで出る。そういうところを克服していく。ゲームでないとああいう挟殺プレーのミスとかそういうのは出てこないのでね。そんなかでもバッティングで1本打っているし、いいところは伸ばしながら、ゲームでミスしたことは練習すればいいこと」

 ―今日からクライマックスだが、木浪、山本もチャンスある。
 「そのために今スタメンで出してるので。呼ばれる可能性がある選手とか、何が起こるか。こうやってファームが若い子主体になると、今まではロドリゲスがおったり江越がおったり。豊田にしても小野寺にしてもファームの選手や。その辺は1軍じゃ通用しない。その辺をわかって練習する。それだけの話。ヤクルトの選手の方が上だ。昨日の巨人の増田陸とかさ。ちょっと違うやん1軍で慣れているというかさ。井上にしても全然やんその辺は。目立つのは木浪か山本泰でしょ。これからはそこを練習していかないといけない」

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