サイスニード「雨男でした、きょうも」と自虐?も6回途中1失点好投 「ムラ、ダイスキ!」と愛も叫ぶ

[ 2022年10月13日 22:56 ]

セCSファイナルステージ第2戦   ヤクルト5―3阪神 ( 2022年10月13日    神宮 )

セCSファイナル<ヤ・神>4回、中野の打球に反応するサイスニード(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトのサイスニード投手(30=米国)が阪神とのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第2戦(神宮)で6回途中7安打1失点と好投。来日2年目にしてCS初登板初先発初勝利を飾った。

 試合前から降り続いていた雨が1回裏のヤクルト攻撃中に強くなり、38分間の中断。だが、気合のこもった半袖アンダーシャツで試合に臨んでいたサイスニードの気持ちが切れることはなかった。初回に1点先制を許したが、再開後、村上に逆転2ランを被弾した阪神先発右腕・藤浪とは対照的にその後は要所を抑えて1点も取られず。6回途中に降板した後は久保、石山、清水、マクガフのリレーで相手の反撃を2点に抑えて逃げ切った。

 試合後、お立ち台に上がったサイスニードは「アリガトウゴザイマス!」とまずは日本語で第一声。「きょうはこのような天候で凄いタフな試合だったんですけど、今の気持ちとしてはとても気持ちいいですし、きょう中村捕手ともあうんの呼吸で投げられて攻撃陣も打ってくれたのでいい試合になりました」と満足そうに続けた。

 勝てば日本シリーズ進出王手となる一戦での先発。「阪神さんはいいチームなので1球1球丁寧に投げることを意識しました」といい、投球内容については「雨男でした、きょうも」と笑わせた上で「いろいろボールを動かしながら自分の投球ができたと思います」と振り返った。

 自身に勝利投手を届けてくれたリリーフ陣については「1年間凄い働きをして、8回清水、9回マクガフと、中継ぎみんないい仕事をして。(中継ぎ陣はなかなか)ヒーローインタビューでお立ち台に上がることはないんですけど、みんなに感謝してます」とコメント。そして、打線は村上、長岡、オスナと3本のアーチを放つ一発攻勢で援護した。いつもの決め台詞を引き出そうとしたインタビュアーに「きょうの試合で大好きになった選手はいらっしゃいましたか?」と振られると「ディフィカルト(難しい)…」と苦笑いを見せたサイスニード。結局、「メイビー…。ムラ、ダイスキ!」と“村上愛”を叫んでいた。

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