オリックス・吉田正 7回にトドメ!!初のCS弾「ギリギリでしたけど、入ってうれしかったです」

[ 2022年10月13日 05:00 ]

パCSファイナルステージ第1戦   オリックス5ー0ソフトバンク ( 2022年10月12日    京セラD )

<オ・ソ>7回1死、吉田正は右越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 両足を閉じるように締めてクルリと回転。左手はバットから離れて右手だけでのフォロースルーだった。7回1死、オリックスの吉田正が足もとに曲がって落ちる甲斐野の137キロスライダーをすくい上げて右翼ポール際へアーチを架けた。「ギリギリでしたけど、入ってうれしかったです」。技も力も見せつけた初のCS弾。4回無死一塁は中前打で好機を広げて先制点を呼び、5回2死二、三塁での申告敬遠も2連続の押し出し四球につながった。

 投打3人の主役が並んだお立ち台は壮観だった。「1点でも多く取って投手を助けられるように野手陣も頑張っています」。リーグ優勝後の会見では中嶋監督から攻撃陣に奮起の呼び掛けがあり、自らへの叱咤(しった)激励と受け取った。3年連続の首位打者こそ逃しても、打率・335はリーグ2位。投の山本と同様に打の吉田正も無双の域に近づきつつある。「明日からもシビれる展開になると思いますが、いいところで打てるように」。一気にソフトバンクを蹴散らす勢いだ。(畑野 理之)

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2022年10月13日のニュース