ダルビッシュ 「ドジャースタジアムで勝てたのは凄く自信になる」6回途中3失点でPS2連勝!

[ 2022年10月13日 13:16 ]

地区シリーズ第2戦   パドレス5―3ドジャース ( 2022年10月12日    ロサンゼルス )

<ドジャース・パドレス>パドレス先発のダルビッシュ(AP)
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 大リーグは12日(日本時間13日)、各地で地区シリーズ(5回戦制)が行われ、パドレスのダルビッシュ有投手(36)は、敵地ドジャースタジアムでのドジャース戦に先発登板。3本のソロ本塁打を浴びて3失点したが、粘りの投球を展開し、6回途中3失点で勝利投手となった。パ軍は5―3で勝利し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻し、ダルビッシュはポストシーズン(PS)2連勝となった。

 試合後、ダルビッシュは「自分としては3本の本塁打を打たれたんですけど、チームがみんなで粘って、チーム力でドジャースを上回れた。凄くうれしい」と言い、ド軍打線について「プレーオフになるとシーズンよりも集中してきている感じがありましたし、凄く球数を投げさせられたりとか簡単にはいかない。まだまだ力不足な部分も感じた」としつつ、「でも打たれた3本はすべてソロだったので、あれが2ラン、3ランになってくると難しくなってくるが、そういう意味でしっかり粘れたのがよかった」と自身を評価した。好救援のスアレスには「凄いなあって思って。ターナーを三振にとった時点で凄いなと思いましたけど、足の速いラックスからしっかり併殺打とったので凄いと思いました」と感謝。「ドジャースタジアムでプレーオフで勝てたのは凄く自信になる」と言い、本拠地でも第3戦に向け「球団としても選手としてもファンの方々も凄く待ち望んだプレーオフのホームゲーム。凄く楽しみにしています」と話した。

 チームは初戦で黒星を喫し、ダルビッシュは負けられない第2戦のマウンドに上がった。相手先発は、サイ・ヤング賞を3度受賞している通算197勝の左腕クレイトン・カーショー投手(34)。ド軍に在籍した17年のキャッチボール相手で、自宅のあるテキサス州ダラス出身の左腕の母校、ハイランドパーク高で自主トレも行う間柄の盟友との投げ合いとなった。1点の先制点をもらった初回は、2死からフリーマンに甘く入ったスライダーを捉えられて同点の中越え本塁打を被弾。2回無死からはマンシーに真ん中高めに抜けたカーブを右中間にソロ本塁打されて勝ち越され、打線が逆転した直後の3回1死からはTターナーに左越え同点ソロを浴びた。それでも4回は1死一、二塁のピンチを無失点で切り抜け、5回は先頭のベッツに四球を出したものの、女房役のノラが好送球で盗塁を指してピンチの芽を摘み無失点。1点のリードをもらった直後の6回無死一、三塁の場面で降板し、代わった元阪神のスアレスがJターナーを空振り三振、ラックスを二塁ゴロ併殺打に仕留めてこの回を無失点に抑えるなど、救援陣がリードを守り切った。ダルビッシュは5回0/3、99球を投げて7安打3失点で7奪三振、投げ合ったカーショーは5回6安打3失点だった。

 ダルビッシュは前回登板となった7日(同8日)のナ・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)メッツ戦第1戦に先発し、7回6安打1失点と好投して、PSでは17年10月17日以来、自身1816日ぶりの白星を挙げており、これでPS2連勝となった。

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