オリックス・中嶋監督「何点差あろうとも苦しい場面」経験少ない救援陣の力投をねぎらう

パCSファイナルステージ第2戦   オリックス4ー3ソフトバンク （ 2022年10月13日    京セラD ）

パCSファイナル＜オ・ソ＞日本シリーズ進出に王手をかけナインを迎える中嶋監督（右端）（撮影・岡田　丈靖）
Photo By スポニチ

　パ・リーグのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージ（6試合制）の第2戦は、レギュラーシーズン1位のオリックスが同2位のソフトバンクを4－3で破り、アドバンテージを含む3勝として2年連続となる日本シリーズ進出に王手をかけた。14日の第3戦で引き分け以上なら突破が決まる。

　中嶋監督は先発で5回2失点の宮城について「最初、ちょっと緊張してたのかな。しょうがないですけどね。段々、段々、良い感じにはなってきた」と力投をねぎらった。

　宮城の力投に応えるように2－2の5回には杉本が決勝2ラン。2戦7打数5安打5打点と大暴れする活躍ぶりに「いいと思います。結果が出てるので。ボール球をあまり振ってないから、良いんじゃないですか」と指揮官らしい口調で称え「元々、そこにいなきゃいけない打者ですので、それがいなかったわけなので、良い感じになって戻って来たのは打線としていい」と復調に一息ついた。

　救援陣も宇田川、山崎颯、阿部といったCS経験の少ない投手陣がリードを死守。「こんなゲームですし、誰もが苦しい場面。何点差あろうとも苦しい場面。1点取られようがよく投げた」と9回に1点差に迫られながらも逃げ切った阿部を筆頭に奮闘をねぎらった。

　14日の試合で引き分けい以上なら2年連続の日本シリーズ進出が決まる。それでも中嶋監督は「決まってからじゃないと、何も言うことないですね」ときっぱり。「今日勝って決まったなら、いろんなこと言えるけど、明日決まって、明日じゃないですか」とし「いつでもいいから決まって欲しいです」と独特の表現で勝利を誓った。