敗血症と戦う北別府さん「後輩たちよありがとう!」と3戦連続満塁弾に感謝 新たな生命誕生も励みに

[ 2022年7月19日 22:56 ]

北別府学氏
Photo By スポニチ

 敗血症を患っていることを公表した野球解説者の北別府学さん(65)が19日、自身のブログを更新。15~17日に行われた巨人との3連戦(東京D)でプロ野球タイ記録の3試合連続満塁アーチをマークした広島ナインを祝福して感謝した。

 「後輩たちよありがとう」のタイトルで1週間ぶりにブログを更新。「この巨人戦3試合のグランドスラム。もちろん私もテレビ観戦」と書き出すと「後輩たちよありがとう!」と感謝。「本当に面白いものを見せてもらってこんな素晴らしい高揚感はどんな薬より妙薬だと思う」とした上で「そして必ずや復活するという堅忍不抜の思いでいられた励みがある。もう直ぐ我が家にもう一つの命が誕生します。その子の誕生は必ずや見届けようと思いを持ち続けています」と新たに孫が増えることも報告した。

 広島時代にエースとして通算213勝をマークした北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受け、21年3月に約1年2カ月ぶりにテレビ番組コメンテーターとして“現場復帰”した。だが、21年6月に転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、今年に入ってからも腎機能の低下、尿毒症、敗血症などで入退院を繰り返している。

 65歳の誕生日だった今月12日にはまだ入院中としながらも「このまま入院治療した方がベストなのは間違いないと思うのですが、退院させてもらい通院の道を選ぶことにしました。家内に迷惑をかけることになる事は間違いないしあとどれだけ一緒に過ごせるか分からないけれど私が幸せに思える事を選択すると言ってくれています」と献身的に看病を続けてくれている愛妻・広美さんに深く感謝していた。

続きを表示

この記事のフォト

2022年7月19日のニュース