DeNA2位浮上!今季4度目4連勝で借金完済 牧&宮崎負傷も佐野が12号V弾

[ 2022年7月19日 05:11 ]

セ・リーグ   DeNA2-1中日 ( 2022年7月18日    バンテリンD )

<中・D>決勝の逆転2ランホームランを放った佐野(中央左)は、ナインと勝利を喜ぶ(撮影・椎名 航)
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 燕の尻尾はまだ遠い。でもDeNAがセ界を熱くする。今季4度目の4連勝で三浦政権2年目で初の2位浮上。1点を追う3回2死一塁から右翼に決勝の逆転12号2ランを放った佐野は「今は(チームに)勢いがある。自分もファーストスイングで捉えて、最高の結果となった」と胸を張った。

 一般企業なら「早期目標達成」とも言える。6月中旬の交流戦終了後、三浦監督は球宴までの借金返済を掲げた。その時点で借金は6。その後、同26日の広島戦で今季最多の9となったが、そこから17試合は12勝3敗2分け。予定より5試合も早く目標を達成した。

 「借金完済プラン」浮上後、ナインだけのミーティングも繰り返された。三浦監督1年目の昨季は借金19の最下位。それでも明るく振る舞う番長の背中に佐野も「今年こそは」と奮い立った。昨季は「野球がつまらなかった」と本音も漏らしたが、今季はようやく上位争いに加わった。リーグトップの打率・328の主将は、気分も乗っている。

 この日は牧が左足首、宮崎が右膝を負傷し交代。ともにきょう19日に病院で診察を受ける。満身創痍(そうい)でも、前進あるのみ。首位ヤクルトとは10・5ゲーム差。三浦監督が「まだ積み上げないといけない」という勝利。佐野も「目の前の戦いに集中する」と呼応した。(大木 穂高)

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2022年7月19日のニュース