巨人・戸郷 自身初の2桁勝利ならず 前回阪神戦でプロ初完封もヤクルト相手に6回途中5失点で降板

[ 2022年7月19日 20:15 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年7月19日    神宮 )

<ヤ・巨>6回、武岡に2点適時内野安打を許し、悔しがる先発の戸郷(撮影・河野 光希)
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 巨人の戸郷翔征投手(22)がヤクルト戦(神宮)に先発登板。6回途中7安打5失点で降板し、自身初の2桁勝利となる今季10勝目を逃した。

 前回登板した12日の阪神戦(甲子園)で8安打3四死球ながらも粘りの投球でスコアボードに最後までゼロを並べ、プロ4年目で初の完封勝利を飾って9勝目。2020年、21年と2年連続9勝で、この日は自身初の10勝目を目指してマウンドに上がった。

 初回を3者凡退で立ち上がった戸郷だったが、2回、先頭の村上に右前打されるとサンタナは四球で歩かせて無死一、二塁。ここでオスナに左翼線へ適時二塁打されて先制を許すと、武岡の二ゴロの間にもう1点失い、この回2失点となった。

 打線の援護なく0―2のまま迎えた5回には、1死から武岡に右中間三塁打された後で古賀に右中間へ適時二塁打されて3失点目。6回には1死から太田、村上に連打を許し、2死後、オスナを四球で歩かせて満塁となった。オスナに対してフルカウントから外角低めに投げた8球目がボールと判定されると、マウンドにしゃがみこんで悔しがった戸郷。その直後、武岡の鋭い打球が右方向へ。二塁手・吉川が追いついて止めるも内野安打となって2点を失うと、ここで降板となった。

 投球内容は5回2/3で打者25人に対して97球を投げ、7安打5失点。5三振を奪い、与えた四球は4つ、直球のMAXは151キロだった。

 戸郷のヤクルト戦は今季4度目だが、前回神宮で登板した6月26日は今季初の中4日でマウンドに上がり、3回までに大量5点の援護をもらいながら今季最短の3回途中6安打6失点(自責5)KO。チームは壮絶な打ち合いの末に10―11で敗れ、球団史上最速の自力V消滅となった。その悔しさを胸に7月5日のヤクルト戦(東京D)では6回4安打1失点と好投、今季8勝目をマークしていた。

 ▼戸郷 すべてが反省です。点を取られた回は特にコントロールが甘くなり、打たれてしまいました。もう少し粘りたかったです。

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