阪神・糸井、2軍で出直し 後半戦の超人再起へ矢野監督と“協議” 出場機会得る前向きな措置で調子上げる

[ 2022年7月19日 05:15 ]

<神・中>試合後の整列を終えて、ベンチ奥に向かう糸井(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 阪神・糸井嘉男外野手(40)が18日、出場選手登録を抹消された。登録外はシーズン最終盤で若手に出場を譲った20年11月2日以来。阪神加入後は19年8月に左足首故障で離脱した例があるくらいで、故障以外の「再調整」は日本ハム時代の08年7月までさかのぼる。矢野監督は話し合った上での措置だったことを明かした。

 「嘉男(糸井)と話をしても、ちょっと調子が下がった中で、なかなか試合(出す機会)がね。どうしても最後のいいところで(代打)…というふうになって、試合で(打席に)立つ機会もなかった。練習で試していることが試合で試せない」

 交流戦明けの先発出場はわずか3試合。最後は7番左翼だった6月28日のDeNA戦で、島田が外野の一角を担うことが増えたこともあって出番が激減していた。同29日以降は代打出場も4試合だけ。それも7日の広島戦を最後に遠ざかっていた。安打は6月19日のDeNA戦が最後。調子を上げるため、本人も2軍で一定の打席に立つことを前向きに受け入れたようだ。

 矢野監督は「いまだから時間が取れる。いろいろ試して後半戦に備えた方がいい。後半戦のスタートの時には戻ってきてもらう」と明言した。きょう19日のウエスタン・リーグ、オリックス戦から2軍に合流。球宴休みを挟むことで後半戦初戦の29日ヤクルト戦にも十分間に合う。19年目の今季は打率・225、3本塁打、22打点。今月31日には41歳の誕生日を迎える“超人”が再起への準備に入った。(石崎 祥平)

続きを表示

2022年7月19日のニュース