ラグビーで奈良3連覇中の御所実が野球で8年ぶり8強 高校野球奈良大会

[ 2022年7月19日 17:21 ]

第104回全国高校野球選手権奈良大会3回戦   御所実3―2橿原学院 ( 2022年7月19日    佐藤薬品スタジアム )

<橿原学院・御所実>スタンドにあいさつする御所実ナイン
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 春夏計11度の甲子園出場経験を持つ御所実が接戦を制し、14年以来8年ぶりの夏8強入りを果たした。2―2の8回1死二、三塁から二ゴロの間に決勝点を挙げた。「8番投手」の永松樹(2年)が6回2/3を2失点と好投し、2回1死二塁では左越えへ先制2ラン。投打でチームを引っ張った。

 「日頃からゴロより強いライナーを打つことを意識してきた結果。自分が決めてやろうという気持ちでした」

 大会前にはラグビー部と2度の合同練習。シャトルランなど基礎トレーニングでみっちり鍛え、全国高校ラグビー奈良大会で3連覇中の“エキス”を注入された。この日もスタンドではポロシャツを着たラグビー部員が大挙、スタンドで応援。永松も「力になりました」と背中を押された。

 野球部は74年春以来甲子園出場がなく、夏に限れば69年が最後。県内最年少の27歳で今年4月から指揮を執る、相手の橿原学院OBの吉岡亮介監督は「OBの方が“甲子園は良いよ”とよく言ってくださるので、何とか応えたい」と話した。

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2022年7月19日のニュース