男女7人制ラグビー代表強化担当に16年リオ五輪銀メダル指導者が就任

[ 2021年12月27日 13:56 ]

7人制ラグビー日本代表のテクニカルディレクターに就任したサイモン・エイモー氏

 日本ラグビー協会は27日、7人制男女日本代表の新体制を発表し、新設のテクニカルディレクター(TD)にイングランド出身で英国7人制男子代表ヘッドコーチとして16年リオデジャネイロ五輪銀メダル獲得などの実績を誇るサイモン・エイモー氏(42)の就任が決まった。

 現役時代は15人制、7人制双方でプレーしたエイモー氏は、01~07年には7人制イングランド代表主将を務め、04年には国際ラグビーボード(IRB、現ワールドラグビー)の最優秀7人制選手に選出された。引退後はプロクラブのコーチで経験を積むと、今年まで15人制のイングランド代表でエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチの下でアタックコーチを務め、今年11月の南アフリカ戦勝利などに貢献した。

 エイモー氏は日本協会を通じて「これまで私が見てきた限り、男女どちらのチームも大きなポテンシャルを持っており、そのポテンシャルを十分に発揮できるよう、コーチやサポートスタッフ、プレーヤーのみなさんと共に取り組んでいけることを楽しみにしています」などとコメントを発表した。

 この他、ナショナルチームディレクター(NTD)に主にユースやジュニア世代の育成で要職を歴任してきた徳永剛氏(41)、女子日本代表ヘッドコーチ(HC)に東京五輪後からHC代行を務めていた鈴木貴士士(40)の昇格が決まった。男子日本代表は梅田紘一HC代行(34)が引き続きチームを指揮する。

 今夏の東京五輪に出場した男女7人制日本代表だが、男子は11位、女子は12位(ともに12カ国が出場)と惨敗。来年に南アフリカ・ケープタウンで開催されるW杯セブンズについても男子が出場権を逃すなど、チームの再編と強化は待ったなしの状況となっており、新体制での巻き返しが期待される。

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2021年12月27日のニュース