【高校ラグビー】静岡聖光学院が快勝発進 “うなぎステップ”伝承の小野沢「ダメ」と自己分析も勝利に貢献

[ 2021年12月27日 14:42 ]

第101回全国高校ラグビー大会   静岡聖光学院34-0高知中央 ( 2021年12月27日    花園 )

<静岡聖光学院・高知中央>前半、巧みなステップでディフェンスをかわしてゲインする静岡聖光学院・小野沢(撮影・北條 貴史)
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 2大会ぶり7度目の出場となった静岡聖光学院が、高知中央を34-0で破り、30日の2回戦に進出した。

 突破力のあるトンガ人留学生を要した高知中央の攻撃を封じ、完封勝利。攻撃陣も要所で5トライを奪い、見事に初戦を突破した。注目の1年生WTB・小野沢謙真はトライこそ奪えなかったが、勝利に貢献した。

 「トライを取るポジションなのでダメだと思います」。WTBというポジションならではの反省。ノートライでは満足できなかったが、それでも小野沢は「勝ててよかったです。ホッとしています」と喜んだ。父の宏時氏は、日本代表で55トライを挙げた名ラガーマン。切れのある動きで敵を交わす姿が「うなぎステップ」などと呼ばれたが、息子も軽やかな身のこなしなど父譲りの片りんを見せた。

 この日は宏時氏もスタンド観戦し、父の前で堂々とプレーした。「たくさんボールを持って、仕掛けて、楽しくラグビーをしてこい」と助言を受け、果敢に切れ込む場面もあった。毎試合3トライ以上を目標に掲げる謙真は「次の試合で取りたいと思います」と宣言した。

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2021年12月27日のニュース