女子3枠目は河辺「まだ実感ない」、シニア2年目・17歳が北京切符つかんだ

[ 2021年12月27日 05:30 ]

フィギュアスケート全日本選手権最終日 ( 2021年12月26日    さいたまスーパーアリーナ )

北京五輪代表に選出された(左から)鍵山優真、宇野昌磨、羽生結弦、坂本花織、樋口新葉、河辺愛菜、小松原美里、小松原尊(撮影・小海途 良幹)
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 女子3枠目には、シニア2年目の河辺が選ばれた。今大会は大技トリプルアクセルをSP、フリーでそろえ、初の3位表彰台。大混戦の狭き門をくぐった17歳のスケーターは「まだ実感がない。五輪代表に選ばれてうれしいが、実力不足も感じている。今までよりも一生懸命練習して少しでも実力を上げたい」と大舞台を見据えた。

 代表選考では将来性や競技力の向上という点も判断材料になった。当初、今季のGPシリーズにエントリーはなかったが、第2戦スケートカナダ、第4戦NHK杯とも紀平の負傷欠場による代役で出番が回ってきた。NHK杯ではトリプルアクセルを決めて準優勝。少ないチャンスをモノにし、夢をたぐりよせた。

 浜田美栄コーチの指導を受けるため、3年前に名古屋から関西へ移り住んで、練習に打ち込んできた。初の五輪に向け「世界と戦えるような点数を出せるように頑張りたい」とさらなる成長を誓った。

 ◇河辺 愛菜(かわべ・まな)5歳でスケートを始め、19年の全日本ジュニア選手権で初優勝。今季はNHK杯で2位、全日本選手権で3位に入った。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が武器。京都両洋高2年、木下アカデミー。1メートル55。17歳。愛知県出身。

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2021年12月27日のニュース