【羽生結弦、語る 一夜明け編(3)】仙台で過ごす日々「すごく温かい気持ちに」

[ 2021年12月27日 10:14 ]

羽生結弦(撮影・小海途良幹)
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 フィギュアスケートの22年北京五輪代表に決まった男子で14年ソチ、18年平昌に続く3連覇を狙う羽生結弦(ANA)らが全日本選手権から一夜明けた27日、オンラインで取材に応じた。

 【羽生結弦、語る 一夜明け編(3)】

 ―2年前のGPファイナルで理想の羽生結弦は9歳と話していた。それは変わらないか。そういう無邪気な自信がないと4回転半に立ち向かえないのか

 「あの頃の自分の強いところは、勝てるところです。だから、そうですね。4回転半に対して、じゃあ、あの頃の自分の気持ちのアプローチが効くかと言われたら、そうではないかなっていう。あの頃の何やっても勝てるみたいな自信が、あの、なんて言えばいいんだろう。勝つことに関しては、一番必要なんじゃないかなと思うんですよね。ただ、そういう風な自信を持てるっていうのは、やっぱ、あの時なりに凄く練習していたからなんですよね。誰よりも練習しているって思いましたし。誰よりもうまいって思いながら、練習できましたし。そういうのが、オリンピックってもっともっと必要になる場所なので。もちろん、アクセルも含めてしっかり練習していきたいなと思っています。で、やっぱりあの時の自分が一番強いなっていうか。一番…強いって言い方がさっきの話とちょっとごっちゃになってアレですけど。技術的には今が間違いなく一番強いです。ただ、精神的にはあの頃が一番強くて、輝いているなって思えるので。あの時の自分を大切にしたいなとは思っています」

 ―4回転半のアプローチがちょっと違うというのは

 「自信があれば跳べるものじゃないんですよね。ふふふ。やっぱり無邪気にがむしゃらにやって跳べるジャンプじゃないなっていうことを、この4年間ずっとぶち当たりながら考えてきたことなので。だから、どれだけ緻密に計算できるか。どれだけ緻密に戦略を立てて計算をして、その4回転半という成功をつかみ取れるかが大事だと思っているので。その点に関しては、今の方が間違いなくうまいです」

 ――昨年は体重を増やしていた。今年は減らしているのか、体のアプローチは

 「いや、減らすつもりはなかったというか、増やすつもりもなかったというか。そうですね、なんか中途半端なところなんですけど。えっと、正直、自分の中ではもうちょっと減らせたかなと思って全日本に入りました。もうちょっと軽くてもいいんじゃないかな。ただ、去年の体重から比べてみたら、そうですね、全日本に関しては2キロぐらい。あ、2キロまでいかないかな。1キロくらいですかね、減ってますし。世界選手権と国別と比べて3キロ以上減っています。どっちがいいか分からないんですけどね。ただ、どれが正解かは分かっていないです」

 ――長らく仙台で調整してきた。故郷で過ごした感想。ケガのときは何が心の支えだったか

 「うーん。やっぱり今、埼玉にいたりとか、試合で遠征に行くことは多々ありますけども、やっぱ仙台の町並みって自分の中に常に残っている町並みで。もちろん都市開発があったりとかして、どんどん変わっていくところありますけども、やっぱりそこに懐かしさがあるだけでも、やっぱり心がホッとするというか。凄く温かい気持ちになれています。えーっと。まあ、ケガの時期とか大変なことももちろん、もちろん自分の人生の中には、大半がケガで苦しんだりとか。大半がリンクなくなって練習できなくなっているとか。本当にそういう苦しみがたくさんありましたけど。でも、うん。なんかこうやって今生きていて、みなさんの前でしゃべって、誰かの前で演技をして、どっかの誰かが自分の演技を見て何かを感じ取って下さっているっていう瞬間が本当に素敵だなって思えるので。そのことの幸せを常に感じていたらいいなって、なんか自分の中では思っています、今」

 ――今後も仙台で調整するのか

 「そうですね、仙台で頑張ります。たぶん。たぶん?(笑い)」

 ――取材が終了

 「すいません、ありがとうございました。またよろしくお願いします、みなさん」

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