100キロ超級・太田が初の柔道日本一 延長制し東海大先輩・羽賀に雪辱

[ 2021年12月27日 05:30 ]

柔道 全日本選手権 ( 2021年12月26日    東京・講道館 )

全日本柔道選手権大会で優勝した太田彪雅
Photo By 代表撮影

 体重無差別で柔道日本一を決める伝統の大会は決勝で100キロ超級の太田彪雅(24=旭化成)が2連覇を狙った100キロ級の羽賀龍之介(30=同)を延長戦の末に破り、4度目の出場で初優勝を果たした。同じ顔合わせとなった1年前の決勝は投げられて完敗。東海大の先輩にあたる16年リオ五輪銅メダリストに完勝し、24年パリ五輪代表へ名乗りを上げた。

 1年前は延長2分ちょうどに羽賀の内股を食らって一本負け。「“決勝で投げられた人”とずっと言われた」と雪辱に燃えていた太田が、リベンジを果たし「やっと報われた。羽賀先輩を倒して凄く自信が付いた」と息をついた。

 組み手巧者で一発の大技を持つベテラン対策として、決勝だけは通常の自分の形ではない両襟を持つ組み手で粘り強く延長戦に持ち込むと、同2分すぎ、小外刈りで技ありを奪った。昨年の敗戦後、「稽古では全くやらなくなった」という相手に、温めてきた策が奏功し「自分の形を崩しても、あのスタイルがいいと判断した」と頭脳も駆使してみせた。

 超級では小柄な部類に入るが、ジュニア時代から期待されてきた逸材。男子日本代表の鈴木桂治監督も「偶然ではなく、強さで勝ったと今後証明してほしい」と期待した。

 ◇太田 彪雅(おおた・ひょうが)1997年(平9)12月9日生まれ、栃木県大平町(現栃木市)出身の24歳。7歳で地元の岩舟柔道会で競技を開始。白鴎大足利高―東海大を経て20年4月に旭化成入り。17年ユニバーシアード無差別級優勝、18年グランドスラム・エカテリンブルク大会優勝。1メートル80、120キロ。右組み、得意技は内股。趣味は「最近始めた」というキャンプと温泉めぐり。

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