バッカニアーズ、チーフス、カウボーイズの地区優勝が確定 ラムズはNFC西地区首位に浮上

[ 2021年12月27日 11:49 ]

9試合ぶりに復帰したバッカニアーズのWRアントニオ・ブラウン(AP)
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 NFLは26日に第16週の12試合を行い、昨季のスーパーボウルで対戦したバッカニアーズとチーフスがレギュラーシーズンを2試合残した段階でともに白星を挙げて地区優勝を決めた。

 バッカニアーズは敵地シャーロット(ノースカロライナ)で行われたパッカーズ戦に32―6(前半19―6)で勝利を収めて11勝4敗。クリス・ゴッドウイン(25)とマイク・エバンス(28)の両WR、RBのレナード・フォーネット(26)の主力3選手をオフェンスで欠く陣容だったが、9試合ぶりに復帰したWRアントニオ・ブラウン(33)が10回のレシーブで101ヤードを獲得し、レナードに代わってラン・プレーでフル回転したRBドナルド・ジョーンズ(24)も20回のキャリーで65ヤードと1TDをマークして、QBトム・ブレイディー(44)をサポートした。

 バッカニアーズは昨季のスーパーボウルを制しているがプレーオフへはワイルドカードでの進出で、NFC南地区での優勝は2007年以来、14シーズンぶり。敗れたパンサーズは5連敗で5勝10敗となった。

 AFC西地区ではスーパーボウルでバッカニアーズに9―31で敗れたチーフスが地元カンザスシティー(ミズーリ州)でスティーラーズに36―10(前半23―0)で快勝して11勝4敗。QBパトリック・マホームズ(26)がパスで3TDをマークし、序盤での3勝4敗から一気に8連勝を飾って6季連続の地区優勝を決めた。

 今季のスーパーボウルの舞台となるソーファイ・スタジアム(カリフォルニア州イングルウッド)を本拠にしているラムズは敵地ミネアポリス(ミネソタ州)でバイキングスを30―23(前半13―3)で退けて4連勝。今季の成績を11勝4敗として、3連敗のカージナルス(10勝5敗)と入れ替わってNFC西地区の首位に浮上した。

 激戦区のひとつとなっているAFC東地区ではビルズが敵地フォックスボロ(マサチューセッツ州)でペイトリオッツを33―21(前半17―7)で撃破。QBジョシュ・アレン(25)がパスで314ヤードと3TD、ランでもチーム最多の64ヤードを稼いでチームを引っ張り、ペイトリオッツと同じ9勝6敗ながら地区内での成績で上回っているために2位から首位に浮上して、残り2試合(ファルコンズとジェッツ)を迎えることになった。

 またカウボーイズはワシントンとの試合に臨む前に、NFC東地区で3季ぶりの優勝が確定。なおNFLでは今季からレギュラーシーズンの試合数が16から17に増えている。

 <第16週の結果>
 ▼23日
*タイタンズ(10勝5敗)20―17 49ers(8勝7敗)
 ▼25日
*パッカーズ(12勝3敗)24―22ブラウンズ(7勝8敗)
コルツ(9勝6敗)22―16*カージナルス(10勝5敗)
 ▼26日
バッカニアーズ(11勝4敗)32―6*パンサーズ(5勝10敗)
*チーフス(11勝4敗)36―10スティーラーズ(7勝1分け7敗)
*ファルコンズ(7勝8敗)20―16ライオンズ(2勝1分け12敗)
*ベンガルズ(9勝6敗)41―21レイブンズ(8勝7敗)
ラムズ(11勝4敗)30―23*バイキングス(7勝8敗)
ビルズ(9勝6敗)33―21*ペイトリオッツ(9勝6敗)
*ジェッツ(4勝11敗)26―21ジャガーズ(2勝13敗)
*イーグルス(8勝7敗)34―10ジャイアンツ(4勝11敗)
*テキサンズ(4勝11敗)41―29チャージャーズ(8勝7敗)
ベアーズ(5勝10敗)35―24*シーホークス(5勝10敗)
*レイダース(8勝7敗)17―13ブロンコス(7勝6敗)
*カウボーイズ(11勝4敗)56―14ワシントン(6勝9敗)
 ▼27日(日本時間28日)
*セインツ(7勝7敗)―ドルフィンズ(7勝7敗)
 *はホームチーム

 <プレーオフ進出確定チーム>
 ▼AFC(1)=★チーフス(西地区)
 ▼NFC(5)=★パッカーズ(北地区)、★バッカニアーズ(南地区)、★カウボーイズ(東地区)、ラムズ(西地区)、カージナルス(西地区)
 ★は地区優勝を決めたチーム

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